受付スタッフが長期雇用出来ずに悩んだら…

労務・人事評価・採用

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受付の長期雇用が出来ず、頭を悩ます医院さんも少なくないと思います。
特に未経験ともなると、3ヶ月もしないうちに

『こんなに忙しいとは思わなかった』
『院長や他のスタッフから怒られる』
『誰も教えてくれない』

と言って辞める人もいますよね。
そうなると、求人広告にかかった費用、教育の時間と手間が全て水の泡になってしまいます。3ヶ月働いたスタッフは求人広告費を含めたら1人当たり60〜100万近くの損失になりますよね。

これを未然に防ぐためには、しっかりとした採用基準を設け、教育カリキュラムとマニュアルを揃え、教育担当を配置して、『やり方』だけでなく『あり方』教育をする。加えて、3年以上の長期的な視点で考えたら適切な人事評価制度を組み込むことが必要かと思います。
ただ、なかなかそうも行きませんよね。

『人が辞めて即戦力が欲しい』

そんな切実な思いをしている医院さんも少なくないと思います。
まだまだ実績は少なく、応募があるレベルの段階ですが、新たな採用手法?があります。

それは、
『歯科衛生士資格保有者の受付専属募集』です。

衛生士採用が難しい時期に!?
という方もおられると思いますが、これは衛生士採用・定着に成功して、受付に困っている医院に対しての手法でもあります。

現在、歯科衛生士資格を保有した約1割が未就業という調査報告があります。
※参考:日本歯科衛生士会「平成27年 歯科衛生士の勤務実態調査報告書」

上記のデータは未就業者の2割が出産や育児に伴うものですが、そうでない方もおります。加えて、就業者でも歯科衛生士としと働いていない人も含めたら歯科衛生士を活かしていない人はさらに多くいます。

この中には
『職場環境で辞めて歯科に戻れない人』
『技術的に限界を感じて辞めてしまった人』

そんな人達も少なからずいると思います。
この『歯科衛生士資格保有者の受付専属募集』は、そんな人達に向けた求人になります。

正直、ポテンシャルは申し分ないと思います。特に、受付にとって大切な業務であるアポイント取りは歯科治療の流れが分かっているので医院のルールさえ覚えてしまえばすぐに対応できるかと思います。

一方で注意したいのが、衛生士としての業務を求めてしまうことです。
衛生士採用に困っている医院が圧倒的に多いと思いますので、ついつい業務範囲を広げてしまうことがあるかもしれません。
ただ、これは相手からの要望がない限りは提案しない方が良いかと思います。募集内容とのミスマッチが起こります。

もう一度言います。
これはまだ確固たる実績はありません。どうしても受付が定着しない、即戦力が欲しい、という医院さんへの提案になります。

大事なことは、
しっかりとした採用基準を設け、教育カリキュラムとマニュアルを揃え、教育担当を配置して、『やり方』だけでなく『あり方』教育をする。加えて、3年以上の長期的な視点で考えたら適切な人事評価制度を組み込むことです。

『あり方』教育を支援して欲しいという医院さんのために弊社では『歯科医院新人スタッフ育成塾を開催しています。
本年度の開催に関してもおかげさまで残席がわずかになります。お申し込みの方は早めにお済ましください。きっとご満足頂けると思います。
医院の成長には、スタッフの長期雇用が欠かせません。しっかりとした仕組みを作り、長期雇用へと繋げていきましょう!

投稿者プロフィール

山ノ内 友哉
山ノ内 友哉
管理栄養士過程の大学を卒業。男性では少ない管理栄養士の資格を取得し、栄養学と関連の深い大手食品会社系列の製薬品会社に営業職として入社する。
前職の在籍期間は約8年間、700床以上の基幹病院にて医師・コメディカルを巻き込んだ 疾患教室の立ち上げ支援で医療従事者間の信頼関係構築の基礎を習得。その後、東京都内の私立大学病院を担当。そこで、自社製品の「現状」と「あるべき姿」を明確化し、そのギャップを埋める活動を週間単位で落とし、新製品で約95%のシェアを確立する。課題解決の原則を実践し、自らに落とし込む。その評価を受け、最も影響力のある東京大学医学部附属病院を担当。
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