2か月で3人採用!歯科医院経営では、採用が大切!

2か月で3人採用!歯科医院経営では、採用が大切! 労務・人事評価・採用

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こんにちは。経営戦略研究所のコンサルタント、高橋です。

前回のブログで「次回は採用についてお伝えしたいと思います」と書きましたので、今回は採用についてのエントリーです。

採用は、経営において非常に重要ですよね。良い人財採用が経営を左右すると言っても過言ではありません。歯科医院は全国に約7万軒近くあります。美容室は23万軒あり、信号機よりも多いのです。ですから「採用が経営における重要ポイント」ということは、私自身身を持って感じるのです。

 

そのような中で、私はここ最近、自分の美容室経営において2か月で3人の採用に成功しました。技術者であるスタイリストが二人、アシスタントが一人です。歯科医院で言うと、DHが二人・DAが一人というところです。しかも技術者のスタイリストのうちの一人は店長経験があるキャリア十分のスタッフです。言うなればチーフ経験のあるハイキャリアのDHが採用できたという感じです。しかもこの3人は、本当に良い人財だと感じるのです。採用難のこの時代に、どのようにして私が良い人財を採用できたかをお伝えしたいと思います。

応募があったらすること…

まずはいきなり面接ではなく、面談を実施していきます。そうです、面接ではなく面談なのです。人手不足のこのご時世ですから、とにかくすぐに来てほしい!と思うところですが、焦りは禁物です。まずは面談の場を設け、しっかりとお互いの話を聞く時間が必要です。私は面談であっても、可能な限り応募者が指定する場所まで赴きます。遠いときには片道1時間(往復2時間)かけて、応募者に会いに行き面談を行うこともあります。なぜ、面談なのにそこまでするかというと、それは企業(歯科医院)は応募者を選ぶ側でもありますが、応募者に選ばれる側でもあるからです。そう考えると、良い人財に会えるのであれば、片道1時間・往復2時間なんて、大したことではないと考えています。

 

面談時にすること…

面談時の最初にすること。それは丁寧な挨拶です。私は、基本的にシャツにネクタイ、ジャケットを着ていきます。そして名刺を出し「初めまして。株式会社○○の代表取締役、高橋譲太郎と申します。今日はお忙しい中お時間を取っていただき、ありがとうございます」と丁寧に挨拶と感謝の気持ちを述べるのです。勘違い経営者は、ついつい偉そうな態度を取ってしまいがちですが、必ず私は丁寧に挨拶することを心がけているのです。こうして、応募者に良い印象を持ってもらうことが大切なのです。

 

面談での会話内容…

面談の会話では、応募者がなぜ転職をしようと考えているのか、転職したらどのような環境で働きたいのか、将来どのようなことにチャレンジしていきたいと考えているのかなど詳しく聞きます。そして、今務めているところはどのような環境・状態なのかもヒアリングしていきます。要は理想と現状を聞かせてもらう訳ですね。しっかりと応募者の意向を聞くことが出来たら、自社はどのような環境なのかをお伝えしていきます。

 

例えば、会社の理念、経営方針、3年後・5年後・10年後…というように将来の展開、スタッフのキャリアステップ、お給料システム、福利厚生についてなどしっかりとお伝えするようにしています。また、人事評価システムについても詳しくお伝えしています。なぜかというと、何を頑張れば評価されるのか、評価されたスタッフはどのようなキャリアステップを築いていけるのかということを明確にしておくことで、スタッフが「ここなら長く働ける」というイメージを持ってもらいやすいからです。また、「結婚しても安心して働ける環境であるために、産休・育休制度も整えていますし、時短勤務制度もあります」ということもお伝えするようにしています。良い人財には末永く働いてもらえる環境であるということもお伝えしています。

 

他にも、求める人物像についても熱く語ります。主体的に動く・感謝の気持ちを大切にする・チームワークを重んじる・挨拶や礼儀を大切にする・常にポジティブに考える・チャレンジする気持ちを持つ…など挙げたらキリが無いくらいですね。一方で、うちの会社に合わない人物像についてもはっきりと伝えます。上記の反対のようなものですが、自分のことだけしか考えない・ありがとうが言えない・素直ではない・悪い事をしても謝らない・掃除や片付けができない…など、絶対に採用したくない人物像もお伝えするのです。そして「このように良い人財にはしっかりと向き合っていきますが、悪いと思う人は例え人手不足であっても絶対に採用していません」と言い切っています。

 

このようにすることでお互いのマッチング度合を確認するようにしています。ここでマッチング度合が高ければ、良い人財である可能性が高いですし、「何だかちょっと違うな…」と思えば求める人財出ない可能性が高いのです。

 

良い人財を選ぶコツとしては、自社の採用基準を明確にして、その基準をブラさないということです。昔リクルートという会社で働いていたとき上司に言われた言葉ですが「軸をブラさないということを、自分の仕事の軸にする」ということを胸に置いています。仕事の基準は勿論のこと、採用の基準においても、同様です。良い人財であれば時間・お金・労力をかけてでも採用をする。しかし求める人財でなければ、たとえ人手不足であったとしても、絶対に採用しない。という軸を持っているのです。

 

そのようにして、本当に良い人財を採用するために採用基準を明確にして動いていくと、良い人財に巡り会えるのです。理想の患者様を選んで経営したいという気持ちがあるのと同様に、理想のスタッフを採用していきたいという思いもあると思います。だからこそ、決して妥協せず、時には時間とお金と労力をかけてでも、採用に力を注ぐことが大切なのです。

 

ローマは一日にしてならず。採用成功も一日にしてならず。地道なことの積み重ねが、大きな成果につながります。

 

採用に困っている院長先生も多いと思います。しかし、短期的な観点で今だけの結果を求めるのではなく、3年後・5年後・10年後…というように、長期的な観点で採用を考えて人財を探していくことをお勧めいたします。

 

ぜひ、参考にしていただければと思います。

 

次回は、私の美容室の理念についてお伝えしたいと思います。それでは次回のブログでお会いしましょう。

経営戦略研究所 コンサルタント 高橋譲太郎

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