マーケティングの10の大罪を歯科医院経営に活かす

マーケティングの10の大罪を歯科医院経営に活かす 歯科医院経営ブログ

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実践会ブログを御覧の皆さん、こんにち(ばん)は。
コンサルタントの染谷です。

最近、現代のマーケティング、マネジメントの元となっているいわゆる古典を読み漁りました。
その中に「マーケティングの10の大罪」という書籍がありました。
経営者(院長)の方であれば、おそらく著者名を聞いたことはあると思いますし、おそらく基本的な書籍に関しては目を通されている方が多いと思います。
そう、フィリップ・コトラーです。マーケ論の第一人者ですね。

今回は、そのマーケティングの御大がわざわざ、マーケティングがうまくいかない要因を10個にまとめてくれているんだから、大丈夫かな?とチェックできるように、チェックリストを作ってみることにしました。
参考にしてみてください。

以下、10個のリストです。

  • 十分に市場のニーズに対応しきれておらず、また顧客主導になっていない
  • そのターゲットとする顧客を充分に理解しきれていない
  • 競合相手をよりうまく把握し、監視する必要がある
  • 利害関係者たちとの関係を適切に保てていない
  • 新たなチャンスを見出すのに長けていない
  • マーケティング計画策定プロセスに欠陥がある
  • 製品やサービスに関する政策を絞り込む必要がある
  • ブランド構築能力とコミュニケーションスキルが劣っている
  • 効果的且つ効率的なマーケティングを行えるべく充分に機能していない
  • テクノロジーを駆使しきれていない

 

以上が、「マーケティングの10の大罪」に書かれている10の大罪になります。

少しずつ見ていきますか。

一つ目、二つ目あたりは言わずもがな。こと経営に関して言えば、技術も大事なんだけど、患者さんが何を求めているか。
結構、技術系のセミナーにどっぷりな先生には多いイメージです。
無調整で云々。でも患者さんに全く伝わっていいなくて、採算合わない、なんかまさに、といった感じ。

もちろん技術あっての業界ですが、技術の押し売りは…ということです。あくまでも。ちゃんと伝えましょうね、ということです。

次は4つ目。例えば、材料を仕入れている業者さんなんかはまさに利害関係者。
お伺いさせていただいている医院様で、もともと取引させていただいていた担当者さんが今は事務長として頑張って医院で働いてくれていたり、ドクターの情報を提供してくれたり。など。
コスト削減PJが院内にある時には、切っても切れないのが業者さんです。
いち取引先としてではなく、関係の構築ができていることによるマーケティング効果は多少あるはず。

あとは、ブランド構築とコミュニケーションスキルあたり。
ブランディングに最大限活用できるきれいな医院の情報提供ができていなかったり。
院内に人が育っておらず、コミュニケーションに難ありだったり。
後者に関しては、まだまだ人が育っていないにもかかわらず、無理にカウンセリングさせたり、なんて時に患者さんとのコミュニケーション上の問題になったり、リスクになる可能性がある。
まずは院長だけで取り組みながらブランディングしていくことも模索する必要があります。

そして、最後。
せめて日計表なんかは最低限エクセルにでもした方がいい。
あとは、デンタルXやISI入れているのに、宝の持ち腐れ状態なんかもそうだと思う。

実は、この10個。あまりマネジメント関係なかったりするんですよね。
それこそ、幹部が育っていれば、一緒にチェックしながら方向修正できるととても良い。

結構重たい内容ですが、院長含めた幹部内での院内読書感想文に適しているような気がします。

投稿者プロフィール

染谷 東希
染谷 東希
慶応大学卒業後、投資コンサルティング会社に入社。2年連続売上No1達成。
工業系専門商社を経て、友人の父親が経営する会社再生のため新規事業に参画。
全く知識・経験がなかったWEBメディアを立ち上げ、開始わずか半年で月2千万円の利益が出る事業へと育てる。その発想力と実行力、マーケティング力で成果を出している。
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