デキるTC 3つの傾向

デキるTC 3つの傾向 患者様満足度アップ

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TC育成塾アドバンスの告知が少しずつ始まりました。ここで、最近感じている「よくデキるTC」の傾向を3つ、まとめておこうと思います。次の3点です。

  1. 探究心がある
  2. 話すスピードはあまり関係ない
  3. 顔をチラチラ見る

 

探究心がある

まず1つめについて。これは今年のTC育成塾からお伝えし始めました。患者さんと「最終的に」信頼関係が取れるTCは、ただ人がいいだけではいけません。はじめは笑顔やノリだけで明るく患者さんと接していても、ただしゃべりに来ているわけではないので、治療についての質問が必ず出てきます。

 

そこでちゃんと口腔内だったり歯周病だったり補綴物だったりの知識を持っていて、質疑応答が続かないと信頼性がなくなります。さらには、「この歯科医院はちゃんとスタッフ教育をしているのか?」と医院全体にも疑いのまなざしが向けられることになります。

 

ですから、知識を持っていないといけないわけですが、知識の獲得には「知りたい」「学びたい」という気持ちが必要で、それが探究心というわけです。また探究心は「もっとよい説明ができるようになりたい」という改善への意欲にもつながります。TCの素養として必須でしょう。

 

話すスピード

次は2つめ。いろいろデキるTCの会話を録音して聞いたりしているうちにどうやら話すスピードは関係ないようです。早口の人がいれば、遅い人もいます。話すスピードが早いほうが落ち着いて聞こえるし、結果が良いように思うのですが、実はそうでもありません。

 

ハキハキしゃべりかつ相手の話をしっかり聞けていれば早口でも問題ないです。頼りがいがあるよう(自信があるように)に話せているなら話すスピードは遅くとも問題ありません。あと、しゃべりがおもしろくある必要はないです。芸人になるのではないからです。要は自分のキャラを知って、適切なスピードをみつけてほしいです。そのためには録音・録画が有効です。

 

顔をチラチラ見る

最後に3つめ。これは理由は不明ですが、どうやらデキるTCは「患者さんの顔を見る」という傾向を持っています。顔を見るタイミングは説明しているときです。しゃべりながら相手の顔を見ています。相手の様子をうかがう、という感じで自然と見ます。けっしてのぞき込むのではありません。練習してできるようになった、というのでもないような・・・。

 

まだ研究が必要ですが、TC候補を選ぶときは、チェアサイドで患者さんと何らかの話をしているときに自然と患者さんの顔をチラチラを見ている(説明すること自体に一生懸命になりすぎず、心の余裕がある)ということを基準の1つにしていいかもしれませんね。

投稿者プロフィール

五島 光
五島 光
元関西の進学塾の先生で中学受験・高校受験生を指導。わかりやすい授業で人気を博す。コンサルティングでは、スタッフ数名から数十名のところまで個性的で幅広い歯科医院とじっくり向き合う。クライアント数は社内一。
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