プライベート重視型のスタッフが増えてくる!?

プライベート重視型のスタッフが増えてくる!? 労務・人事評価・採用

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こんにちは!
毎年この時期には、新入社員の意識調査が各調査期間で実施されますが、
今年は「プライベート重視型」というキーワードが1つのテーマのようです。
今日はそんなプライベート重視型のスタッフが増えていく中でのポイントを
考えてみたいと思います。

その意識調査では、プライベート優先の生活を送りたいという方が過去最高の
63.2%に到達したようです。

このような調査は知ることにはあまり意味がなく、
それを実際にどのように活かすかだと思います。

今後は以下のようなことがますます起こると考えられます。

・頑張ろうとすると、「〇〇ちゃん頑張りすぎだよ~」と友人がそれを抑える
・頑張ろうとすると、「そんなに頑張らなくていいんじゃない」と親がそれを抑える
・頑張ろうとすると、「家よりも優先させる仕事があるのか」と旦那さんがそれを抑える
・有給が取れないことに対しての不満が出てくる
・週休3日、短時間勤務などを設定する医院も出てきているので、スタッフから要望される

結婚や出産といったライフステージにあわせたポイントに加えて
上記のようなポイントが出てきています。

周りの環境の力というのは思っている以上に強いです。
どれだけ本人が頑張ろうとしていても、
「〇〇ちゃんって、ちょっと頑張りすぎじゃない?」
こう言われてしまうと、それを否定することが出来る子は意外と少ないと思います。

ではどのようにすれば、このような状況を防げるのでしょうか?

結論を申し上げますと、まだ退職者が出ないうちに
テクニカルスキルは低くても良いので、
良い子を採用し育てていくことの重要性が
非常に高まってきていると思います。

つまり、“欠員ではなく増員”の考え方です。

良い子というのはヒューマンスキルが高い子です。
もちろん笑顔や挨拶が出来ることも大事ですが、
頑張る力を持っている子を採用し育てていけると良いと思います。

上記のアンケートによると36.8%は仕事を優先に考える人がいるとも言えます。
この36.8%の子を狙って、急ぎでない採用活動を継続していくのです。

頑張る力を持っている子というのは
「過去の実績」を聞いていくとわかります。

・部活動を長年頑張っている子
・過去にトラウマを乗り越える過程で頑張る力が身についている子
・家庭の事情で自分が頑張らざるを得ない状況があり過去の職場の勤続年数が長い子

このように成果の大小問わず、必ず行動面で頑張った実績として見えてくるはずです。
そして頑張る力を持っている子を先生の医院で活躍するスーパースタッフへ育ててあげるのです。

そうすることで信頼関係がそこに築かれていきますし、
もともと頑張る力がある子の周りには頑張る子が多いので、
周りの環境に足を引っ張られることも少ないと思います。

私は前職時代にたくさんの中小企業の求人のお手伝いをしてきましたが、
やはり伸びる会社の経営者は、良い人財の採用や育成への意識は非常に高かったです。

“急ぎの欠員ではなく、増員”という考え方は、
これからの時代ますます重要になってくると思います。

投稿者プロフィール

渡邉 健二
渡邉 健二
早稲田大学卒業後、大手求人広告会社に新卒入社。
8年間の在籍中に2000社を超えるクライアントを担当。採用のノウハウを学ぶ。
社内ではセールスとマネジメントの異なる分野でMVPを受賞。また、育成したメンバーから全社MVPを輩出。人の強みを活かす育成・プロジェクト運営を軸に、成果を出している。
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