【開催レポート】2018年 歯科医院・人事評価制度構築セミナー

≪時代にあわせた評価制度を導入≫
働き方の多様化に対応した最新の事例を交え
スタッフが目指す方向を明確に示す評価制度と
効果的な運用を可能にするシステムを3日間で構築

1日目

人事評価制度構築セミナーでは歯科医院に特化した人事評価制度の構築方法を基礎から伝えていきます。

開業前の医院から、既に評価制度はあるけれどうまく運用ができていないといった医院まで、様々な状況の医院様がこれから1年程度かけながら本導入を目指していきます。

評価制度はあくまでも「ツール」であり、作ることが目的ではありません。医院の状況に応じてしっかりと運用されなくては意味がないのです。このセミナーでは制度の作り方だけでなく、様々な医院がどのように運用を行っているのか?時代にあわせた多様な働き方にどのように対応させているのか、まで実例をご紹介しながら、コンサルタントが徹底サポートを行います。

人事評価制度は「えー、評価なんかされたくない!」と否定的に捉えるスタッフも多いと思われがちですが、実はスタッフにもメリットしかありません。導入することによってスタッフが次のステップを目指すにあたりに何をすべきかが明確になってきます。「こんなに頑張ってるのに全然評価されない」という状況がなくなるのです。かつ、この評価制度を活用することによって、仕組みの一環としてヒューマン・テクニカル・コンセプチュアルスキルアップを促すことができるのです。

年功序列の廃止、賞与基準の設定、人件費率の見直しを行うことで医院運営を改善し、未来につなげる経営を可能にしていきます。

第一日目は人事制度の概要を把握することから学んでいきます。人事評価制度システムとは院内での教育システムと言っても過言ではありません。「今のアナタはこのランクだから、こういう役割を担ってね」ということが予め明確になっているため、多くの歯科医院でありがちな「チーフだけ仕事が増えていき、その仕事を他の人に割り振ることができない」という一点集中構造を脱却することができます。

幹部は「幹部候補を育てる」ことが業務として明確に加わり、5年後、10年後にもピラミッド型の組織が継続的に機能していく仕組みができあがるのです。

人事評価制度構築セミナーの大きな特徴はスタッフとグループワークをしながら講義を進めていく点でもあります。概要やひな形は歯科医院地域一番実践会がすべて用意しておりますが、その内容を改変しながら自分の医院に合った人事評価制度システムを考えていきます。

「評価制度を作成しても運用がうまくいかなかった」という事がないよう「人事評価制度の運用を継続できる仕組みを構築する」ことに主眼をおき、最初から完璧な制度ではなく、医院として現実的に導入可能な範囲で最大限の効果が得られる制度・仕組みを考えていきます。

また、全国的に歯科医院における人事評価制度は年次に合わせて条件が上昇していく「年功序列型」になっていることが多く、頑張っても頑張らなくても一定の昇給が確定しています。そうすると、頑張るスタッフは医院を去っていき、「頑張らなくてもいいじゃん!」というスタッフが長く医院に勤務し続ける、という構造になってしまいます。

しかし、常に上昇志向を求めるような評価制度だと、「そこまで頑張り続ける事は難しい」「私は幹部には向いていない」という「与えられた仕事はしっかりとやります!」というスタッフが勤務し辛いものになってしまうのです。

上昇志向がなくても仕事を頑張ってくれる方やチーフや幹部に向いていない方もいます。それはそれで良いのです。大切なのは5年、10年と自分の医院に合った働きができ、スタッフ自身も自分のランクに合わせた成長ができるかどうかになります。

当日はコンサルタントがサポートしながら、実際にランクや基準を構築していきます。

2日目

2日目は人事評価制度を機能させるための考え方やツールやルールに関して詳細に説明をさせていただきました。

スタッフ自身が人事評価制度項目を理解していない、または把握していない場合には人事評価制度は意味ないものとなります。しっかりとスタッフが医院の行動原則や方針に沿ってステップアップするためには常日頃からどのような行動をとって、成長をしていくかを意識する必要があるのです。

しかし、毎日評価項目を持ち歩き、確認しながら診療することは現実的ではありません。
評価項目を意識しなくても、日々の診療における考え方や行動、発言を医院の求める方向に誘導するためには、これから半年から1年をかけて教育システムを整備ていく必要があります。マニュアル、カリキュラム、セミナー、目標設定シート、これらを有機的に絡ませていくことが重要なのです。

そして、作って活用されないツールやルールではなく、例えばマニュアルであればYouTubeマニュアルやQRコードによる活用方法など、他の医院での事例を交えてお話をすることで実際に運用している姿をイメージしていただきながら、具体的な人事評価制度運用を目指していきます。

また、評価制度では「どのように評価するか」も大きなポイントとなります。

多くの医院では毎月面談はしているけれども「何かある?最近どう?」「特にありません」という会話で終わっていることが多いのではないでしょうか。この面談を有効に活用していくことが、実は医院成長の大きな鍵となってくるのです。

院長先生や幹部スタッフがどのようにスタッフを評価すべきか、具体的なポイントを説明しながら評価者としての面談の手法などをお伝えさせていただきました。

3日目

3日目に関しては人件費率だけでなく、全体経費を含めた給与、賞与システムの内容説明になります。医院が継続的成長していくことを仮定する場合には歯科医院の医業収入増加、それに伴ったスタッフの給与アップのバランスが非常に重要です。

院長の感覚だけで行っていた昇給額や賞与額の決定を、しっかりと仕組みとして構築することで、評価のタイミングでスタッフ一人ひとりの昇給・賞与額に悩む事はなくなります。

多くの場合、医院が忙しくなってくれば人を増やしてほしい、という要望が上がってくると思います。それ自体は自然なことではありますが、スタッフが増えるということは、当たり前ですが人件費が増えるということです。人を増やすのに伴って医業収入を一定の割合で高めないと人件費率のバランスが崩れ、どんどん利益が減っていく、という構造をスタッフは把握していません。

去年と今年で医業収入が上がっていたとしても、人を増やしていれば医院の利益は昨年よりも減っている可能性もあります。それでも「売上が上がっているのに賞与が全然増えない!院長先生だけいい思いをしている!」と勘違いされてしまうのです。

全員で歯科医院を良くしていくことを考えた場合には全員が経営に関しての基礎知識を身につけていく必要もあります。医業収入の開示のタイミングなどもセミナー内で具体的にお伝えしていきます。

人事評価制度設計は3日で完成するものではありません。ここから医院に持ち帰り、ひとつずつ内容を構築していく必要があります。

このセミナーに参加された医院様は半年間の参加サポートを弊社コンサルタントから受けることが可能ですので、この機会を活用して本導入を目指されている医院様がほとんどです。より良い歯科医院をつくるための人事評価制度創りのお手伝いができていれば幸いです。
2018年のご参加誠にありがとうございました。