【歯科業界最大規模の新人研修】歯科医院新人スタッフ研修2019 開催レポート

入社してすぐに取り組むべき新人スタッフ教育はあり方
やり方ばかりでは得られない、大切な仕事観を確立させる方法
歯科業界最大規模の新人スタッフ研修
歯科医院新人スタッフ研修2019 開催レポート

歯科業界として、最大規模のセミナーであるこの新人スタッフ研修。
今年は名古屋・大阪2回・東京2回の合計5回開催となり、全国から600名を越える新人スタッフの方が参加されました。

毎年満席になってしまうセミナーなので、今回は過去最大規模の会場をご用意しました!が、どの会場もほぼ満席となり、全国から本当にたくさんの新人スタッフの皆様にお集まりいただきました。

新人スタッフ研修の大きな目的として、「あり方」というものをお伝えします。一般的な企業であれば、社会人が入社してすぐ、『社会人研修』というものが行われます。その中で、学生だった頃とは違い、仕事を通して社会へ貢献していくということを学んでいくのです。

しかし、歯科医院ではほとんどそうしたことが行われていません。それはなぜか。

・診療があって、そんなことやっている時間がない
・例えそうした時間がとれても、一体何を伝えればいいのかわからない
・新人へしっかりと教育のできるチーフや幹部が医院にいない

などなど、様々なできない状況が歯科医院には多く存在しています。

そんな悩みを抱えている院長先生達に変わり、4時間かけて徹底的に新人スタッフへあり方をお伝えし、正しい仕事観とはどういうものなのかを説明させていただくのが、この新人スタッフ研修となります。

今年も、セミナー開始当初はうつむきがちだった新人スタッフ達が、みるみる変化していくのが実感出来るセミナーとなっていました。





第一講座


第一講座のテーマは「歯科業界の現状」についてです。

新人のスタッフ達は、現在の歯科業界の現状を知りません。すると、
・院長先生が治療技術を学ぶ理由
・患者様の満足度を上げる理由
・院長だけでなく、医院のスタッフも成長しなければいけない理由
などなど、あらゆる部分で院長先生が歯科医院経営を頑張ることの重大さを理解できていません。
現在、歯科業界の競争は本当に激しいものになっています。
コンビニ以上の件数が立ち並ぶ歯科は、これからもどんどん新しい医院が増えていきます。さらに、これからの先生方は技術面だけでなく、医院経営も学び、開業していきます。

きれいな建物で、先生も若く、設備が整っている医院がもし、みなさんの医院のすぐ近くにできた時、どうなりますでしょうか。
何も取り組みをせず、成長や努力のしないスタッフばかりの古い歯科医院では、到底勝てるはずもありません。

そうならないようにするため、厳しい現状をまずは院長先生だけでなく、新人スタッフのみなさんにも知ってもらう必要があるのです。


このような具体的な原因を知ることで、スタッフ達も具体的な行動を示してくれるようになります。新人のスタッフ達にもわかりやすく伝えられるよう、ユーモアを交えつつお伝えさせていただきました。

第二講座


第二講座では『何のために働くのか』と『仕事観』についてのお話です。

すでに説明させていただいた通り、入社してすぐに教える必要がある『あり方』です。そのあり方をしっかりと学ぶことで、自分自身の働く意味が分かってくるようになります。

多くの人に『何のために働いていますか?』と聞くと、ほとんどの人が『お金のため』と答えます。たしかにそうです。生きていくために、お金は必要です。しかし、社会人として働くということは、それだけではないのです。

この講座では、その重要な『3つのために働く』ということをお伝えしています。それこそが、この新人スタッフ研修でお伝えしたい、『仕事観』なのです。

この仕事観は入社してからすぐに教えておかなければいけません。なぜなら、人は環境に慣れてしまうと、努力をしなくなります。そうなってしまってから仕事観を教えようとしても、すでに自分自身が環境になれてしまった部分があるため、なかなか変えることができなくなってしまうのです。


このような内容を、実際の歯科医院の事例を交えてお伝えさせていただきました。この考えを知っているのと知らないのでは、これから働いていく上での成長度合いにとてつもない大きな差ができていくのです。

第三講座


第三講座はプロフェッショナルスタッフになる方法をお伝えしています。

医院で働くようになれば、当然医院の制服を着て、医院の名札を付け、医院のスタッフとして患者様と接することになります。そうなると、患者様から見れば、新人もベテランも、おなじ『プロ』として見られ、そのような対応を求められていきます。しかし、新人スタッフに、「いきなりプロになれ!」というのは難しいでしょう。しかしプロとしての意識を持って働き、プロとしての行動をとることはできます。

プロフェッショナルとはプロになるために努力をし、日々訓練を積んだ人がなれる領域です。講座内では、その日々の訓練として、自分から行動することの重要性や、プラス言葉の大切さ、医院の環境をよくするために、新人スタッフができる行動をお話しました。


歯科医院は医療を担っている組織です。それはつまり、医療として安心できなければ、患者様はもっと安全なところへ流れてしまうということです。

ただの仲良しクラブではなく、それぞれがプロとしての自覚を持ち、行動をしていかなければ、患者様を安心させることはできません。そしてさらに、そのプロ達がチームワークを発揮し、協力な一つのチームを作ることが、本当に素晴らしい医院をつくる秘訣なのです。

今年も新人スタッフだけでなく、院長先生やチーフスタッフの方が一緒に参加されている姿を多く拝見しました。そうすることで、医院に戻ってからも共通言語があるため、セミナーの内容を医院全体に落とし込みやすくなるのです。

この新人スタッフ研修をきっかけに、多くの新人スタッフと、多くの歯科医院が活性化することを祈っています。