MBA等で学ぶ必要がありそうな知識(マーケティングや分析など)がないといけなさそう
2015.02.03
経営戦略研究所 株式会社 代表取締役 岩渕龍正です。
今日は、医療経営コンサルタントを目指すうえで、もしかしたら多くの人が悩んでいるかもしれない
「MBA等で学ぶ必要がありそうな知識(マーケティングや分析など)がないといけなさそう」
ということについて解説したいと思います。
MBA
なんとも良い響きです。
MBAに行ってるというのは、バスケでいうとNBAでプレーしてるというのと同じぐらい「スゲー」と思うのかもしれません。
しかし、実際にはそんなことはありません。
色々なMBAがありますが、そこで行われてるケーススタディーや分析はそれこそ、年収1千億円以上の大企業を対象にした話で、そんな規模の医療機関はほぼ存在していません。
ということは医療経営コンサルタントを目指すうえで、MBAというのはほぼ必要ないということになるのです。これはMBAが悪いというわけではなく、最初から売上1千億円以上の会社を経営する力をどうやって、身につけさせるかが目的なのですから、それでいいのです。
ただ、それでは医療経営コンサルタントをする上では、ほとんど役に立たないということです。
確かに、分厚い報告書とかを書く上では、そのような分析力、プレゼン力は役に立ちます。
しかし、調査・分析して、何になるのでしょう?
ほとんど何にもなりません。
それよりも、前回もお伝えしたように、「じゃあ、その問題をどうやって解決するか」が一番大事なのです。
私が前職で勤めていた会社では
・中小企業診断士
・MBA出身者
・東大卒業生
はどれも皆、プライドばかり高くて、知識がぎゅうぎゅうに詰め込まれて行動力がない。だから、クライアントの問題解決が出来ない
という評価が定着していました。
ですから、弊社ではMBAや大学院を卒業しているよりも、その人がどれだけのことをこれまで、仕事の中で成し遂げてきたのかを見るようにしています。
岩渕 龍正
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦成功」にも力を入れている。