ブランド戦略やCIといったクリエイティブな発想が求められそう
2015.02.24
経営戦略研究所 株式会社 代表取締役 岩渕龍正です。
今回は医療経営コンサルタントを目指す人が不安に思うかもしれない
「ブランド戦略やCIといったクリエイティブな発想が求められそう」
というテーマについて解説したいと思います。
年商1千億を超えるような大企業のコンサルティングでは、ブランド戦略やCIは重要になってくると思います。しかし、年間売上が1億円前後の医療機関のコンサルティングにおいてブランド戦略やCIはそれほど重要ではありません。
ただ、クライアントの医院をブランド化していくことは重要です。
それも、クライアントの院長が求める姿を自分で引き出して、それを形にしていく力が求められます。
例えば、
・子供の治療で一番になりたい
・インプラント治療で一番になりたい
・患者さんの数で一番になりたい
どれもなりたい姿が全然、違います。
また、このような明確な理想像を持ってないクライアントもいます。
そのようなときには、こちらから、掘り起こしてあげる必要があります。
もしくは、ある程度の方向性を提示するときもあります。
その上で、それを形にする。
一番、分かりやすいのがその医院のロゴマーク、そして内装・外装。
そして、ホームページ。スタッフの制服、接遇対応。
これらを1つの方向性に基づいて統一していくことが出来ると、その医院のブランド化はかなり確立されていきます。それらはある程度のクリエイティブな発想は求められますが、これまで会社で築き上げてきたクライアントの事例を学ぶ中で、ほとんどの答えが見つかるようになっています。
岩渕 龍正
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦成功」にも力を入れている。