MBAに通う時間、お金、労力とはどのようなものか?
2015.02.27
こんにちは!
経営戦略研究所株式会社の萩原直樹です。
本日はMBAに通う時間・費用に関してお話をしていきます。
勉強時間はどれぐらいか?
私が通っている大学院では1回3時間の授業が隔週で行われています。
大学院の種類、その時の課題にもよりますが、予習型の大学院では1回の授業につき8時間以上の予習が必要です。
ひとつだけの科目であれば8時間、2つなら16時間程度は必要でしょう。
予習ができていないと大学院の授業は全く意味が有りません。
予習を前提にグループワークが行われていき、予習をしていないと授業の半分ぐらいが全く発言できずに終わります。
予習=授業で得られるものに近いでしょう。
実際私は平日はずっとコンサルティングをしているため、コンサルティング終了後に課題を読み、前日に徹夜をして一気に仕上げるという勉強方法をしていました。
ただこのやり方はあまりお勧めではなく、一気に勉強をするので理論が浅くなります。
深い考察は何度も同じことを見返して、分析することによって高まっていくと感じます。
短期的に予習やレポートをすると自分が調べた、または活用したい資料に対する執着があり、無理やり資料を入れ込むという作業をしてしまいます。
すると勉強方法が正しい方向に向かっているものではなく、自分の手元にあるそれらしいフォーマットを使ったレポートになります。
これでは何の意味もありません。
フォーマットに分析を落とし込むのではなく、分析が結果としてフォーマットに落とし込まれていることが大切なのです。
中途半端に行うレポートは後から見ても酷いですね。。。
しっかりとかけているレポートは後から見ても足りない部分がさらにわかったり、いろいろな思考が生まれてきます。
かかる費用は?
MBAを取得するためにかかる金額は約300万円です。
参考図書や勉強会費用なども含めると上記以上にかかる可能性もあります。
この金額を高いものにするのか、安いものにするかはご自身の勉強次第です。
勉強にはかなりの労力が必要となります。
常に業務で使用されている知識であれば問題ないと思いますが、
大手企業の経営企画室でもないかぎり学んでいること全てに触れる機会は少ないでしょう。
いつもとは違う部分での脳を使うことになります。
学びは多いですが時間がかかります。
MBAに興味がある方はまずは体験学習クラスに参加されることをお勧めします。
とても刺激的ですが一時的ではなく、数年間学生となれるかを考えて入学することを考慮してくださいね。
萩原 直樹
前職の大手求人広告会社在籍中は営業としてグループMVP、チーフとして全社MVPを受賞。18ヶ月連続売上・新規数字目標達成記録を持つ。その後、採用コンサルティング会社に6年間、勤務。大手小売業を担当、組織の仕組化を提案。営業で鍛えた行動力と採用コンサルで鍛えた論理的思考力で成果を出している。