すごい(カッコイイ)資料作成能力やプレゼン能力が必要なのではないか
2015.03.10
経営戦略研究所 株式会社 代表取締役 岩渕龍正です。
今日は医療経営コンサルタントを目指す方の多くが不安に思うかもしれない
「すごい(カッコイイ)資料作成能力やプレゼン能力が必要なのではないか」というテーマについて解説したいと思います。
確かに、外資系コンサルティング会社、特にマッキンゼーなどでは資料の体裁やプレゼン能力にかなりのこだわりを持ってるようです。
なぜならば、彼らにとってはクライアントに提出する報告書自体が商品であり、命なのです。
そして、その商品がきちんと使ってもらえるようにする報告会は商品価値を決める場ですから、カッコイイプレゼンも必須となります。
もちろん、医療経営コンサルタントにとっても、そのような能力はあったほうが良いです。
しかし、求められるものが外資系コンサルタントとは大きく違います。
先ず、カッコイイ資料作成能力ですが、クライアントにはプレゼン資料などはほとんど提出しません。カッコイイ資料を作ってる暇があったらほかのことをやったほうが喜ばれます。
なぜなら、カッコイイ資料そのものは何の価値も生まないからです。
それよりも、価値を生むツールを作ったほうが良いのが医療経営コンサルタントです。
例えば、
・クライアントで使える患者様への説明ツール
・ホームページの原稿
・ロゴマークの作成
・看板の作成
・広告原稿の作成
これらを作成する際に、カッコイイデザインをイラストレーターで作れることの方がカッコイイ資料作成よりも100倍求められるし、100倍喜ばれるのです。
次に、プレゼン能力ですが、これは外資系コンサルで求めれるものとは違うと思いますが、必要です。
うちの会社ではクライアントのスタッフに対してミーティングを定期的に行っています。
その際、コンサルタントからスタッフに「これからこういう取り組みをしていきましょう!」と提案することもあります。
その際に、「この人、なに言ってるの?分けわかんなーい」と思われたら、終わりです。
20代前半の今時の女性スタッフに対しても、分かりやすい言葉で、好印象を持ってもらえるように、更には「この人のいうことだったら、聞いてみよう」と思わせるだけのプレゼン力が必要になります。
岩渕 龍正
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦成功」にも力を入れている。