MBAよりも大切なこととは?
2015.03.20
こんにちは!
経営戦略戦略研究所株式会社の萩原直樹です。
本日はMBAより大切なことに関してお話したいと思います。
数字を見ること?
数字を見ることは非常に大切です。それはMBAでたくさん教えてくれます。
財務諸表の見方や将来予測をすることなど、様々なケースを通して勉強することになるので一定の考え方は覚えられると思います。
数字は事実を物語ってくれますので、うそをつくことはありません。
そこから分析力をつければどの因子が経営に大きく寄与しているのかは把握することができます。
現場において大切なことは?
それは“覚悟”です。
MBAでは様々な知識を得ることができます。
そして知識を語るようになることもできると思います。
しかし目の前に広がっているクライアントの現状は長期的に改善ができれば良いというものではありません。短期的に効果がでなくてはいけないためコンサルティング依頼をしてきています。方法論や施策のみの提案は必要ありません。大切なのは「実践」です。
実践に関しては一回でうまくいく場合と何度も繰り返し実践をしていく中で形になっていくものがあります。
チーム体制が整っていればもちろん一度でうまくいくこともありますが、組織の仕組みづくりだと役割分担や業務量調整など様々な点で繰り返しの作業が行われていきます。
その場合は時間もかかりますし、随時プロジェクト進行調整と編成も必要になります。
歯科医院経営においては数十人で構成されている組織は稀です。
1医院単位では大体10名程度という人数構成となるでしょう。
この一人ひとりのスタッフを動かしていくことが何よりも大切なのです。
そしてスタッフを動かすときのポイントは「適材適所」。
どの人をどの役割に配置するかが重要です。
時にはスタッフから反発を受けたり、院長先生が提案通りに動いてくれない場合もあります。その瞬間瞬間で対処方法を考えて解決にふさわしい言葉を紡いでいく必要があるのです。
本気で事柄に向き合えるか。
自分が伝えていることは心を動かすか。
自分の影響力が非常に重要となります。
実践につなげていくのは自分の心を院長先生、スタッフと通わせる想い、そして何よりもそうありたいと願う“覚悟”です。
数時間しか眠れない日々も続きます。思い通りに進まない戦略も出てきます。
しかし自分の行動は確実に医院経営を変革させていきます。
医院経営を変えていけるコンサルタントの最後のエンジンは自分の”覚悟”です。
萩原 直樹
前職の大手求人広告会社在籍中は営業としてグループMVP、チーフとして全社MVPを受賞。18ヶ月連続売上・新規数字目標達成記録を持つ。その後、採用コンサルティング会社に6年間、勤務。大手小売業を担当、組織の仕組化を提案。営業で鍛えた行動力と採用コンサルで鍛えた論理的思考力で成果を出している。