クライアント先のスタッフに(もしも)嫌われてしまったりしないかどうか
2015.05.12
経営戦略研究所 株式会社 代表取締役 岩渕龍正です。
今日は医療経営コンサルタントを目指す方の多くが不安に思うかもしれない
「クライアント先のスタッフに(もしも)嫌われてしまったりしないかどうか」というテーマについて解説したいと思います。
医療機関のスタッフには女性が多いです。
特に、歯科医院の場合は院長以外、スタッフは全員女性ということが8割ぐらいです。
総じて、男性の場合、正しいことをきちんと伝えれば、理解して動いてもらえることが多いです。
しかし、女性の場合、いくらどんなに正しいことを伝えても、嫌いな人の言うことは聞いてもらえないことが多いです。
となると、女性スタッフから嫌われてしまったら、おしまいです。
そのために、女性スタッフに嫌われないような身だしなみ、話し方、立ち居振る舞いなど気をつけることが大事です。
しかし、いくら気をつけても、私たちは敵としてみなされ、嫌われてしまうこともあります。
やはり、スタッフからすれば「今でさえ大変なのに、それを更に大変にしにきた奴」と思われがちです。
実際、スタッフからすればすごい忙しいと思っていても、実際はもっとできるという場面もあります。
そうなると、嫌われてしまったりします。
じゃあ、その時、どうすればいいか?
先ずは、その前にスタッフ全員としっかり個別面談して、一人ひとりと信頼関係を構築していくことが重要です。そして、スタッフが抱えている問題や悩みにできる限り答えてあげ、問題を解決してあげることです。
その上でスタッフに協力をお願いすることが大事ですね。
そこまでしても、嫌われてしまったのであれば仕方がないです。
後は、仕事についての考え方の問題になります。
「仕事は出来るだけ楽なほうが良い」という考え方の人もいます。
しかし、それでは医院のためにはならないのです。
「スタッフのため」「患者様のため」「医院のため」という「3つのため」がバランスよく確立された「仕事観」をスタッフが持ってくれるように、つねに仕事の意味付け、取り組みの意味付けをしていくことが嫌われないためにも、嫌われたときの解決法としても大切になります。
岩渕 龍正
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦成功」にも力を入れている。