医療機関での実地研修が自分に出来るのか不安
2015.05.19
経営戦略研究所 株式会社 代表取締役 岩渕龍正です。
今日は医療経営コンサルタントを目指す方の多くが不安に思うかもしれない
「医療機関での実地研修が自分に出来るのか不安」について解説したいと思います。
先ず、医療機関での実地研修をしっかり行っている医療経営コンサルティング会社はかなり少ないと思います。確かに、不安はあると思いますが、そのような実地研修の機会は非常に貴重であり、そのチャンスを是非、存分にものにしてください。
うちの会社では入社してから4ヶ月以内にクライアントで10日間程、実地研修を行います。
どのような研修内容かと言いますと・・・
実際にクライアントのスタッフと全く同じように働くのです。
朝はスタッフと同じ時間に出勤し、制服に着替えます。
最初は治療器具の洗い物、片付け、滅菌・消毒などを行います。
それができてきたら、次は治療の補助を行います。
10日間という短い時間なので、あまり多くのことが出来るようになるわけではありません。
しかし、実際に朝から晩まで連続して10日間ほど、働くことによって色んなことがわかるようになります。
医療機関で実際に毎日、やられている仕事内容。
そして、その大変さ。
現場で働いているスタッフの気持ち。
そういうものが分からないでいくら経営数値を眺めていても、何も見えてこないのです。
数値を見ただけで、実際に現場ではどのようなことが起こってるのか手に取るようにリアルにイメージできるようにならなければ、医療経営コンサルタントの仕事は勤まらないのです。
やってみると分かりますが、体力的にかなりキツイ仕事です。
ですから、体力的に問題があるようであれば厳しいかもしれません。
ですが、今まで、うちの会社で実地研修で何か問題があったということはほとんどありません。
実地研修に行くまでに、歯科医療についての基礎知識を身につけていく必要はあります。
そして、20代前半の若い女性スタッフから色々指導もされます。
そういうことに抵抗がなければ、大丈夫だと思います。ご安心ください。
岩渕 龍正
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦成功」にも力を入れている。