報酬制度について知りたい (稼げるようになるまで、というのがどのようなレベルなのか)
2015.05.26
経営戦略研究所 株式会社 代表取締役 岩渕龍正です。
今日は医療経営コンサルタントを目指す多くの方が不安に思うかもしれない
「報酬制度について知りたい(稼げるようになるまで、というのがどのようなレベルなのか)」というテーマについて解説したいと思います。
他の医療経営コンサルティング会社がどのような報酬体系を取っているかは分かりません。
なので、うちの会社での報酬制度をご説明します。
うちの会社では人事評価制度を作っていて、その内容が全スタッフに公開されてます。
簡単に申上げると、ランクが上がると基本給が上がります。
年収は以下のようにして決まります。
年収=月給×12ヶ月+賞与
当たり前ですね。
ということは、年収が上がるには月給か賞与が上がれば良いわけです。
月給を上げるにはランクを上げなければいけません。
ランクを上げるには会社が求めるコンサルタントしてのスキルをマスターすることと会社が求める日頃の言動を守ること、会社に貢献することの3つによって決まります。
つまり、経営コンサルタントとしては1流だけど、社会人としては不適格という人がいるかもしれません(ほとんどいないと思いますが)。そういう人はランクが上がらないので、月給も定期昇給分ぐらいしか上がらないということです。
次に、賞与ですが、賞与はその経営コンサルタントが1年間で稼いだ粗利でだいたい決まります。
だいたいと申し上げたのには理由があります。
粗利が高ければ、何でも良いわけではないからです。
例えば同じ年間粗利3千万でも、
Aさん・・・クライアントの業績がすごい上がっている
Bさん・・・クライアントの業績が下がっている
この2人が同じ評価になるのはおかしい当地の会社では考えているからです。
粗利に対して3つの評価基準があります
・クライアントの業績向上度
・クライアントの契約継続率
・会社が求める評価基準の達成度
それによって、賞与が変わってきます。
つまり、かなり複雑な計算によって年収が決まるようになっています。
といっても、イメージが分からないと思いますので単純に説明します。
おおよその目安としては、自分が稼いだ粗利の金額の25%から30%ぐらいだと思ってください。
つまり、年間粗利3千万の人であれば、25%の場合、750万円の年収ぐらいになるということです。
経営コンサルタントの最低報酬は月30万円です。
ですから、いくら粗利が少なくても、年収450万円です。
目安としては以下のようになります(あくまで目安です)。
1年目・・・年収450万円前後
2年目・・・年収675万円前後
3年目・・・年収900万円前後
4年目・・・年収1千万円超
岩渕 龍正
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦成功」にも力を入れている。