前職はどのようなことをしていたのか?
2015.06.26
前回は私の転職のキッカケをお伝えしました。キッカケ自体はほぼ偶然といえるもので(それでも自分で動き回らなければ、出会えなかった)、歯科業界を変えたいとか、歯科医療に携わりたいといった崇高な目的があったわけではありません。
前職の前はフラフラとしていましたし(ハッキリ行ってニート)、前職に入るキッカケもアルバイト上がり、というものです。ちなみに、前職は「塾の先生」です。保護者に「夏期講習どうですか?」みたいな営業的な行為も含まれますが、メインは「教えること」。
教える科目は理科、算数、数学でした。小学4年~中学3年生を担当していて、よい成績を取るためや志望校(中学校、高校)に合格するための勉強を教えていました。
進学塾だったので、けっこう賢い生徒が多かったように思います。自分より次頭が良い生徒もたくさんいました。そういう生徒たちを指導し、ときにはいっしょに学びながら、成績アップや志望校合格を目指していたのです。
なかなか成績が上がらない生徒いたし、思い通りに合格できない生徒もいます。学力試験・入学試験というのは、よい点数が取れたらOKな資格試験ではない「相対評価」なので、全員が納得の結果を残せません。特に、入学試験の結果発表の時期は毎年ドキドキしていました。もう味わえない感覚ですね(あんまりいいストレスではないので、それはそれでいいのですが)。
さて、メインの仕事は授業ですが、他にも雑務はありました。その1つが「集客」です。苦手な電話営業もやりました。また、地域限定の簡単なチラシ作成をしたことは今も役立っていると思います。そのチラシ・案内の作成のために、神田昌典さんやその一派の教材を学んでいたのです。
仕事の時間はお昼くらいから夜1時くらいまでだったです。営業・雑務はお昼~夕方。夕方~夜10時まで授業。その後、営業・雑務という感じでした。いま(2015年6月)、学生の塾アルバイトが「ブラックだ」と言われていますが、まあ納得です。やらされ感覚ならブラックですね。
私の場合は、アルバイト時代も社員時代も基本的に(苦手な営業以外は)やらされではなかったのでブラック感はなかったように思います。ただ、仕事は4月~次の年の3月まで,毎年ほぼ同じ繰り返しになります(生徒は少しずつ変わりますが)。そこにマンネリを感じてしまって、「このままではいけない」という流れになったのかもしれません。
五島 光
元関西の進学塾の先生で中学受験・高校受験生を指導。わかりやすい授業で人気を博す。コンサルティングでは、スタッフ数名から数十名のところまで個性的で幅広い歯科医院とじっくり向き合う。クライアント数は社内一。マーケティング、マネジメント、TC育成など仕組みづくりに粘り強く取り組むのが得意。「勉強好き」も社内一で、現在、社会人大学院で経営学を学んでいる。第1期から歯科医院スーパーTC育成塾メイン講師を務める。