未経験から医療経営コンサルタントに転職は正解だったか?
2015.07.24
ブログのテーマ「未経験から医療経営コンサルタントへの転職」、5回目です。この仕事を目指したきっかけから、大変だったこと、前職の経験、前職との違いを書いてきました。最終回はそれを総合して、医療経営コンサルタントになったのはよかったかどうかを考えます。
この仕事に就いてから、もう少しで10年目に突入します。振り返ると、けっこう長くやってきたなと思います。塾講師よりは精神的にも肉体的にもハードな仕事ですが、これだけ続けられるというのは、転職して正解だったと言えそうです。
きっと、思ったよりも自分にあった仕事なのでしょう。なかなか足が向くのがたいへんなクライアント医院もありますが、行ってみたらその医院だけを考えることに集中できます。「逃げ出したい」なんてケースもよくあります。それでも、打開策を考えているうちに、「この状況を良くするのはどうしたらいいか」に没頭できます。
難解な状況の中でその解決に没頭できるか、というのはけっこう医療経営コンサルタントには重要かもしれません。それができるという観点からも、転職は正解だったと思います。
今日、これを書いているのもコンサルティングの後です。患者様、スタッフ、ドクターたちの行動、感情が様々に絡み合って、診療が行われています。ちょっとしたボタンの掛け違えでちょっとしたトラブルが起き、それがこじれて、医院中が大混乱に陥ることもあります。
すべてを解決できるとは限りませんが、なんとか解決の糸口をつかみ、問題を解きほぐして、医院をよい状態に戻す。できれば、「雨降って地固まる」で問題発生前よりもよい状態にしたい。
そういう心構えを持っていれば、未経験でもこの仕事にハマれます。それにハマれた私はラッキーですね。
五島 光
元関西の進学塾の先生で中学受験・高校受験生を指導。わかりやすい授業で人気を博す。コンサルティングでは、スタッフ数名から数十名のところまで個性的で幅広い歯科医院とじっくり向き合う。クライアント数は社内一。マーケティング、マネジメント、TC育成など仕組みづくりに粘り強く取り組むのが得意。「勉強好き」も社内一で、現在、社会人大学院で経営学を学んでいる。第1期から歯科医院スーパーTC育成塾メイン講師を務める。