満足度アップ事例、マーケテング事例
2016.04.22
こんにちは。経営戦略研究所 株式会社 代表取締役 岩渕龍正です。
多くの人が会社が求める行動を起こせずに苦労しています。
そして、会社も社員が会社が求める行動をしてくれないことでストレスをためています。
お互いがストレスをためているのです。
しかし、なぜ、社員は会社が求める行動を起こせないのでしょうか?
私はやる気と能力の問題ではなく、
「どういう行動が求められてるのか分からない」
「その行動をどうやっていいのかわからない」
ということが問題だと思うのです。
であれば、それが共有されるような取組を行えば問題が全部ではないですが解決されるのではないでしょうか。実際にされるのです。
それがうちの会社で取り組んでいるマーケティング事例と満足度アップ事例です。
これは以前からお伝えしている月に1度の月末会議で行います。
既にお伝えしているように、弊社には会社の予算も、個人の予算もありません。
ですから、数値を詰めるような会議は行わないのです。
その代わり、お互いの情報を共有する会議を行っています。
その代表例がマーケティング事例と満足度アップ事例です。
どのようにやるかというと、月ごとにテーマをチェンジします。
例えば、1月がマーケティング事例であれば、2月は満足度アップ事例、3月はマーケティング事例というように。
そして、1人約3分間で該当するテーマについて自分が行った取組とその成果を発表します。これを全員が行います。例外はなしです。それも、誰か他人が行った事例ではなく、自分自身が行った事例を話さなければなりません。
特に、マーケティング事例は会社のマーケティングとしての行動を話してもらうのでコンサルタントは話しやすいですが、事務スタッフにとっては難しいテーマです。
しかし、事務スタッフであったとしても、会社のマーケティング活動としてできることは実は、山のようにあるのです。例えば、電話でセミナーについて質問してきた先生に対して、医院の状況を聞いて、一番、最適なセミナーを提案して申し込みにつながったというのは典型例です。
このような取組を聞くと、「そうか、そういうときにはこう対応すれば良いのか?」という具体的な参考事例として蓄積され、必要な場面でそれを実行することができるようになるのです。
そして、全員の発表が終わった後に、全員がどの発表が一番良かったのかを投票します。投票されたものは即時、開票され、投票された人の名前と投票理由が読み上げられます。
そうすることで、自分自身が行っている取組が承認されます。
そして、その取組が承認されることで「こういう取組が会社からは求められてるんだ」ということが他の人にも分かるのです。
このような活動をすることを通して、弊社では会社全体でマーケティングと満足度アップに取り組むという土壌を醸成しているのです。
岩渕 龍正
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦成功」にも力を入れている。