リクルートでの経験がどのようなときに役に立っているか
2016.10.21
こんにちは。経営戦略研究所、コンサルタントの岡本です。
私はリクルートで6年間営業の仕事をしてきました。本日は、リクルート時代に培った経験がどのようなときに役に立っていると感じるか、についてお伝えしていきます。
営業経験を通して行動から達成へのロジックを考える思考や、後輩や新卒に対するモチベーション管理や数値管理といったマネジメント力など、社会人としての基礎を多々学ぶことができましたが、現職で一番役に立っていると感じるのはPCスキルかもしれません。
実は当時いた営業部においてPCスキルはそれほど求められないので、与えられた仕事だけを行っていればほとんど身につける事はできなかったと思います。
しかし、マネジメントを行うにあたって、チームメンバーの行動数や成約率といった数値データを蓄積し、推移を確認しながら何に躓いているのかを確認したり、使いにくかった営業システムではなく、営業システムで利用しているデータベースから直接Accessを使って任意のデータを抽出し、営業リストをチームメンバーに提供したりと、すべて独学で効率化を図っていました。
また、時には制作会社へ発注しないといけないような大きな原稿を自ら制作して完成イメージを顧客と共有することで、原稿作成後の修正やり取りを大幅に減らし、作業効率を上げることも行っていました。
与えられた仕事だけを行うのではなく、自ら業務効率化のために何ができるのかを考え行動した結果、PCやエクセル、原稿制作のことなら岡本に聞け、という得意分野(力相応一番、と呼んだりします)ができました。
そしてそれは現職においても、クライアント医院で行っている手作業での集計や計算業務をマクロを組んだエクセルを使って瞬時に実行できるようなツールを提供する、といった形で活かされています。
もちろん、会社としてこれらのスキルを求められるわけではありません。人によっては簿記1級を持っていて、会計業務へのアドバイスが得意だったり、MBAを取得するために大学院にいっているスタッフがいたり、力相応一番は様々です。
部署やチームのメンバーそれぞれが、それぞれの得意分野を持つことで相乗効果が生まれます。皆さんも、今の部署やチームの中で、これだけなら誰にも負けない!という力相応一番を考えてみてはいかがでしょうか?
岡本 雅史
早稲田大学ラグビー部では13年ぶりの大学日本一に貢献。前職の大手求人広告会社在籍中はチーフとして全社MVPを受賞。その後、会計保守コンサルタントに転職し、大手企業を担当。大柄な身体に似合わない高いPCスキルと営業で培った実行力と共感力で成果を出している。