MRから医療経営コンサルタントへの転職で年収が下がるのか心配
2017.03.18
まずはこちらの図を御覧ください。
これは一部上場している製薬会社の平均年収一覧です。
世間の皆さんが「あ~聞いたことある!」という会社であれば、平均年収1000万円はくだらないところばかりです。
私がいた当時は、所長クラスで年収1200~1400万円、支社長クラスで1500万円~
という世界でした。
しっかり成果を上げ、順調に出世コースに乗れば給料も上がるのも当然ですが、
MRの場合はたとえあまり成果を出していなくとも、安定して給与も増えていく会社が多いのではないでしょうか。
これは、あくまで私の個人的見解ではありますが、MRの場合、「安定志向重視型」の方にはピッタリの職種だと感じています。
製薬業界もこれから厳しい状況になりつつあるとは言われておりますが、
他の業界に比べると、まだまだ安泰な業界であると言われています。
また福利厚生を含めた「働く環境」もかなり充実しております。
私がいた外資系製薬会社の場合・・・
・日当として営業日には給料とは別に2,000円/日の支給
・有休は必ず年間15日取得が必須(夏休み・正月は10連休以上が当たり前)
・育休産休中でも給与・ボーナス支給
・飲み会のときのタクシー代も会社負担
・車営業なので、直行直帰が基本
などなど、非常に素晴らしい環境でした。
では、なぜここまでいい環境だったにも関わらず、私は転職をしたのか・・・?
一言で言えば「成長」「挑戦」をしたいという気持ちでした。
私自身MRという仕事が大好きでしたし、結果も残していたので、みんなからも認められていました。
楽しいという反面「20代のうちからこんな生ぬるい環境にいていいんだろうか?」
という思いをずっと抱いていました。
働きやすい環境というのは逆に言えば、成長がしにくい環境であると私は考えます。
子供の教育も同じではないでしょうか。
子供を大事にしすぎるが故に、欲しいものをなんでも与え、やりたいことをすべてさせ、要望を聞いていたら、どのような子供に育つでしょうか。
おそらく、ワガママで自分のやりたいことだけやって、やりたくないものはやらない。
すぐに環境のせいにしたりする・・・もしかするとこんな子供になってしまうかもしれませんよね。
MRという仕事において、もちろん日々努力を重ね、成果を残している方もいらっしゃいましたが、
私の周りには、「会社の不平・不満を言いながら、楽な仕事しかしない。その上会議では偉そうな発言をする」こんな人がいらっしゃいました。
自分自身は40代、50代になった時には、こんな先輩・上司にはなりたくないと感じていました。
そして、やはり20代のうちに厳しい環境に行かなければ、この後の自分の人生は「楽な方ばかりを選択する人生」が待っている気がしたのです。
私は目先の安定した収入より、自らが成長をして、その成長に見合った納得のいく収入を選びました。
もちろん、そのほうが大変なことも多いのは事実です。
ですが、実力以上の報酬をいただくと、時に人間は「天狗」になり、現状を見失うこともあると思います。
弊社は、頑張ったら頑張った分評価をしてくれる人事評価制度があります。
だからこそ、それがモチベーションに繋がりますし、自分の課題が明確になり、その課題をクリアしようと努力するのです。
むしろ、しっかり成果を出されている方には、そのような明確な人事評価制度がある企業の方がモチベーションにつながると考えられます。