皆さま、こんにちは！

経営戦略研究所 医療経営コンサルタントの山本です。

本日は、

『無理にライフプランナーから医療経営コンサルタントになるより、そのままライフプランナーを続けてた方がよかったのでは？』

というテーマでお話したいと思います。

個人的な意見としましては、

はっきり言えば、ライフプランナーを続けられるのであれば、続けた方がよいと思います。

金銭的にも、精神的にも、そして自分自身の見込み客リストから考えて、

十分にライフプランナーとして継続できるのであれば、続けるべきです。

ただし、自分自身の経験から言えば、この仕事は引き際や辞め時も肝心です。

この仕事をしている人にしかわからないと思いますが、

ライフプランナーを続けるという決断よりも、ライフプランナーをやめるという決断の方がよっぽど勇気が必要でした。

周りにいる先輩やマネージャーからは「意地でも続けることに意味がある」という方ばかりでしたし、

誰もこの仕事への引き際をアドバイスしてくれる人はいません。

そして何よりも、自分自身から保険に加入して下さっているお客様を簡単には裏切るわけにはいかないという気持ちが強かったのです。

自分自身から保険に加入していただいたら、そのお客様の生命保険の担当者となります。

お客様には散々「保険に担当者がなぜ必要なのか？」ということを伝えていますから、

その担当者がやめるとなったら、「山本さん、なんで裏切るんですか！？」と思われてしまい、

結果としてせっかくベストな保険に加入していたのに、保険までも解約されてしまうのではないか、

と感じていましたので、簡単には退職するという選択はできませんでした。

そして現にライフプランナーという職業をしている人のすべてがそのことを常に考えながら、日々活動されていると思います。

私もライフプランナーをずっと続けるつもりでいましたし、現に続けるために頑張ってきました。

しかし今の私から考えて、ライフプランナーを引退し、今の医療経営コンサルタントという道を選んだことは正解だと思っております。

それは仕事に対するやりがい、会社の大切な仲間との出会い、そして大切なクライアントとの出会いなど、様々な理由がありますが、

最も大きな理由は、「ずるずるとライフプランナーを続けるより、潔くもう一度ゼロからスタートできたから」です。

ライフプランナー時代の仲間とは今でも会うことがあり、もちろん大活躍して成功をおさめている方々も多くいらっしゃいます。

しかしながら、その一方で、目標も達成できず、給料も徐々に減ってはいるが、なんとか生活は出来るので、惰性のように続けている人もいます。

もちろん、それで心から満足した人生だと言える方々はいいと思います。

ですが２０代なのにも関わらず、それで続けていくことは、それが本当に成功と言えるのでしょうか？

ライフプランナーという仕事に就いたときは、どんな夢を描いて入社したのでしょうか？

そして今のその姿を見て、家族はなんと言っているでしょうか？

周りのお客様は本当に自慢のライフプランナーと思ってくれているのでしょうか？

・・・と、かなり一方的に偉そうなことを言っておりますが、実は私がライフプランナーという職業から、今の仕事についたきっかけがこの考え方なのです。

私はライフプランナーとしてある程度の収入をもえらるようにもなりました。

多くの知り合いもでき、自分自身の人脈も広がることができました。

しかし、ライフプランナーという職業に就こうと思ったときに、どんなライフプランナーになりたかったのか？

という理想像からは、かけ離れていました。

何よりも、一番支えてくれている家族にとても不安をかけていました。

「自分自身のエゴだけでこの仕事を続けていいのか？」

ずっと自問自答をしていました。

そして私は、１つのことを自分自身と約束しました。

それは、

「今から３か月で自分の立てた目標がもし未達成だったとしたら、この仕事を潔くやめる」

ということでした。

目標はかなり高い数値を設定しましたが、１００％無理なものではありませんでした。

その目標に向けて活動をどれだけできるのか、という自分自身の覚悟を、自分で試したかったのです。

結果としては、その目標は未達成でした。

その日のうちに「ライフプランナーをやめる」という決断をしました。

なぜならば、その日に決断しなければ、絶対に決断できないと感じたからです。

今の仕事に就くまで、様々な葛藤がありましたが、

今となっては、心からライフプランナーという経験ができたことに感謝していますし、

また今の経営戦略研究所で医療経営コンサルタントという仕事ができていることに感謝しています。

ライフプランナーを続けるも続けないも自由だと思います。

個人的にはライフプランナーという職業についたのであれば、自分の願う成功をおさめて、

出来る限り続けてほしいと思います。

しかし、今葛藤している人がいるのなら、

私のように、自分自身の覚悟を試してみてはいかがでしょうか？