営業経験しかないのに、本当に経営コンサルタントになれるのか?
2018.03.05
皆様、こんにちは!
経営戦略研究所 コンサルタントの山本です。
本日は、
営業経験しかないのに、本当に経営コンサルタントになれるのか?
というテーマでお話したいと思います。
結論から言えば、
かなり難しいと思います。
「え?なんで?山本は営業しかやってないでしょ?」
と思われるかもしれませんが、それには訳があります。
営業しかやっていないから絶対にムリだと言いたいわけではありません。
一言でいえば、
「しっかりとした営業ノウハウを持っているか」
ということです。
世の中には様々な業種の営業というものがあります。
ですが、「セールスのノウハウ」を基礎から教えてくれる会社はどれだけあるでしょうか。
もちろん、ほとんどの会社では研修などもあると思います。
コミュニケーションスキルやプレゼン力アップなど・・・様々なものがあると思います。
そのようなスキルも、とても大切です。
しかしそれは単なるセールスをする上での1つのテクニックであるだけです。
スポーツで言うならば、
フォーメーションや戦術を聞いただけであって、
全くそのスポーツの経験がなければ、うまくなることはありません。
営業にも基礎があり、残念ながらそこまで教えてくれる企業もありませんし、
なかなかそこまで学ぶ必要性を感じることはないと思います。
ですから、ただ単に営業経験だけあるという方には、なかなか難しいと思います。
逆を言えば、営業経験の中で、しっかりとしたノウハウを学んだ経験があったり、
それを実践で活かせている方は、コンサルタントとしても十分に活躍できる可能性は高いと思います。
例えば、私のケースで言えば、前職はプルデンシャル生命という保険会社でライフプランナーとして勤務しておりました。
プルデンシャル生命という会社は、1か月間の研修があり、
みっちりとセールスの基礎から、ノウハウまでしっかり学ぶことが出来ました。
また定期的に社内勉強会を開催し、エグゼクティブライフプランナーという、
圧倒的な挙績を挙げられている先輩の話を聞くことが出来る機会があったり、
Prutubeという社内勉強用の動画集があったりと、非常に充実した学びの機会がありました。
また、それだけではありません。
社外の勉強会やセミナーに自腹で参加し、より高いセールススキルを身に付けられるよう、自主的に学んでおりました。
そのおかげで、今はコンサルタントとしての強みを見出すことが出来ているのです。
例えば、私が現在の歯科医院向けのコンサルティングをする際には、
・保険診療ではなく、自費診療を患者様に選択してもらうための話法
・電話での予約のスムーズな取り方
・患者様との良好な信頼関係構築方法
などなど、数多くのスキルを伝授することにより、
歯科医院の医業収入をアップさせることが出来たり、スタッフのやりがいを見出すことが出来ているのです。
もちろん、それだけではありません。
自分の仕事観にもつながっております。
仕事をする上で、ただ単にセールススキルだけ身に付ければよい、という教えは一切受けませんでした。
自分自身の人間性を高める事が最も重要であるというように教わっておりました。
恐らく、そのような事を教えてくれる環境はなかなかないと思います。
お陰で、私は今でも、社内やクライアント先での挨拶を徹底したり、
事務所の机の上をいつもキレイに保つようにしております。
それが、仕事の成果とは直結するわけではありませんが、
クライアント先や社内での信頼関係を構築する上では、なくてはならないことだと思います。
あくまで私の経験だけではありますが、
現在、営業として活躍されていらっしゃる方は、
しっかりとした営業の基礎、そして根拠のあるノウハウを確立する努力をすれば、
コンサルタントとして十分に活躍できるかと思います。