もぐら叩きマーケティングから戦略的マーケティングへ
2018.09.01
みなさん こんにちは、経営戦略研究所の横山光孝です。
現在、私は経営戦略研究所株式会社で医業経営に関する経営コンサルタントをしています。
今までに北海道から鹿児島までの医院にお伺いをして経営コンサルティングを実施して来ました。今でも日々、全国から来るコンサルティングの依頼にお応えをする毎日です。
歯科医院の院長に経営のアドバイスをする際に売上を上げていく、患者様を増やしていく、医院の認知度を上げていくなど、いわゆるマーケティング的な取り組みを進めていくケースは非常に多いのです。
この時にはHPの充実、ブログや医療に関する豆知識の定期的なアップ、リスティングなどのクリック広告、看板、院前視認性アップ、場合によってはマスメディアを活用してのプロモーションを実施していくこともあります。
ここで重要になるのは、現状で患者様が少ないので当面の増患対策を打ってしまうことです。
医院が現状で患者様が少なくて、経営を安定的に実施出来ないというケースもあるので、当然まず目の前の患者様を増やすことで売上増につなげていくことは必要です。
ただ「目の前の売上、増患だけを見ている」ということでは良くないということです。
こうして冷静に文章を読んでいるときには、それはその通りだよねと感じることが出来るのですが、実際にマーケティング戦術を進めていくと目先のことにとらわれてしまうことがよく起こります。
もちろん今すぐ緊急的に増患をすることが必要なケースもあります。
その時に並行して中長期的なマーケティング視点も持っておくことが必要なのです。
今のマーケティングで呼び込んだ患者様を満足させる院内マーケティングでは何をするのか、中断をさせない方策は何をするのか、紹介や口コミマーケティングでは何をするのか、治療終了後の予防医療にはどのように橋渡しをしていくのか、その具体策までを着実に決めて行った上で、今必要な増患対策も実施していくことが経営の安定性になりますし、このように先を読んだ経営提案をすることが経営コンサルタントには求められます。
このように先を読んだ考え方というのは、転職を考えていくときにも必要になると思います。
自分はこの先、仕事にどのような夢を求めるのか、どのようなライフスタイルを実現するのか、今の給与や労働環境を変えたいから転職するというだけでなく、中長期的な自分の仕事観を見据えて、またはこの機会に考えて次のステージを目指していくということが重要です。
横山 光孝
弊社唯一の中小企業診断士資格保有者。前職で飲食専門経営コンサルティングを経験。8年間に渡り、競争激しい飲食業界の300企業以上の業績アップで培った経験を基に岩渕メゾットを効果的に展開中。二人の子持ちで豊富な人生経験は社内一。