非常時だからこそ考える「仕事の価値」
2020.04.16
※ このブログは2020年4月15日に作成しています。
こんにちは。経営戦略研究所株式会社 経営コンサルタントの山ノ内です。
今、新型コロナウイルス感染症が日本だけでなく、世界中で猛威を振るっています。様々な活動が自粛され、仕事に、私生活に、思うようにいかずに苛立ちや不安を抱えている人も多いと思います。勿論、私もその一人です。
このような大きな災害の時、自分の従事している「仕事の価値」について考えることはありませんか?私は考えたこと、悩んだことがあります。
直接的な比較は出来ませんが、前職のMR(医薬品情報担当)時代、東日本大震災を経験しました。私はMRとして医薬品の安定供給のためにMS(医薬品卸販売担当)と協力をして、各施設の状況把握や調整をしていました。ただ、安定供給の要はMSです。MRは調整役でしかありません。
MRである私は病院に訪問し、
「工場が動かず、製品が足りません。」
「過剰な注文をしないでください。」
「代替え品はこちらになります。」
信頼関係が出来ているなら、直接伝えることに意味はあると思いますが、MSや案内用紙でも十分事足りる仕事だったと今は思います。
「自分の仕事は人の役に立っているのか」
「こんな有事の事態なのに何も役に立っていないのではないか」
そんなふうに悩んだ記憶があります。
今、新型コロナウイルスは東日本大震災よりも広範囲に渡って医療機関に大きな影響を及ぼしています。多くのMRは外勤先にはいかず、テレワークの状態で病院・開業医に電話やメール対応と聞いています。
ただ、その電話やメールも「感謝」ではなく、「迷惑」と捉えられることも少なくないと思います。その電話やメールにどのくらいの価値があるのか、悩む人も多いのではないでしょうか。
「自分がしていることに価値がないのではないか?」
そして、
「何よりも、それは自分の力が不足しているからではないか?」
そう悩む人もいると思います。
今、経営コンサルタントに転職して思うのは、何よりも足らなかったのは、「仕事の幅」だったと感じています。
経営コンサルタントの仕事はクライアントの経営全てに関与します。この有事の事態においても、下記のような提案・サポートを行っています。
・今後の経営や診療方針の相談
・経営の財務に関するアドバイス
・そこで働く人のサポート
・物資の確保に関するアドバイス 等
まさに経営は人、物、金、情報と言われますが、その全てに関わる仕事なのです。
そして全国の経営者の方と密に情報を共有しあいサポートできる、その仕事の幅がMRとの違いであり、求められる力が違ったのです。
私は今、歯科医院の経営コンサルタントとして働いています。こんな有事の事態でも、毎日のようにクライアントから相談・連絡があり、一緒にこの危機を乗り越えるために共に頑張っています。
有事の事態だからこそ、「仕事の価値」について気づかされました。
「価値ある仕事したい」
そんな想いがある人は、是非一度、弊社に連絡をください。あなたの頑張り次第で望むものが得られると思います。