35歳で経営コンサルタントに転職した理由
2020.06.02
35歳で経営コンサルタントに転職した理由
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が解除されました。
宣言前と後でみなさんの働き方や心境にどのような変化がありましたか。
今回は私が35歳、長女が生まれると同時になぜ経営コンサルタントへの転職に踏み切ることが出来たのかについて書かせていただきます。
当時私は製薬会社のMR(医薬情報担当者)、簡単にいうと処方医薬品の営業をしていました。10年以上1つの会社で勤め、中堅ベテラン社員として仕事にも慣れ、会社では基幹職へと昇進をすることで周囲と比べてどこか安心しているような状況でした。
しかし心のどこかで、一度しかない自分の人生、このまま安泰に浸っていていいのかという漠然とした想いがありました。35歳という最も働き盛りな年代で、私の周りの友人たちは起業や転職をしており、そのような背景も手助けして、自分も何か新しいことにチャレンジしたいと思うようになりました。
そのような状況の中、転機となったのは妻の妊娠・出産です。自分が最もやりがいを感じることができる仕事を活力をもって取り組むことで、今後家族を守っていきたいと思いました。そしていつか、生まれてくる娘に、「君のおかげで挑戦できた」と言えるようになりたいと考え、これまでとは異なる経営コンサルタントへの転職を決意しました。
クライアントのために全力を尽くす、という今の仕事は決して簡単なものではありません。今回のような新型コロナウィルス感染拡大の影響は歯科業界にも及びました。私もこれまで経験したことのなかったオンラインでのコンサルティングを行いながら、ずっとクライアントのために自分は何ができるのか、どうやったらクライアントの皆さんとクリニックにくる患者さんの身を守りながら事業継続ができるかを考え抜きました。クリニックの皆さんと1つのチームとなり今回の新型コロナウィルスにも挑むことができました。
経営コンサルタントという職種は、いかなる環境においても経営課題を解決するということに達成感が得られる仕事だと思います。また、同じ職場で働く仲間、先輩からも大きな刺激を日々もらっています。
35歳というタイミングは家族とのビジョンや仕事を見つめなおす良い時期だと思います。私が35歳で転職を決断したきっかけは、誰かのために全力を尽くせるような新しい挑戦を家族のためにしたいという思いからでしたが、実際に前職よりも自分を成長させてくれる、自分にとってやりがいのある仕事だと日々感じることが出来ています。