こんにちは。経営戦略研究所のコンサルタントの岡本雅史と申します。未経験から医療経営コンサルタントとして転職し早5年が経ちました。

過去のブログにも書いたことがありますが、私が今、ここで働いていることはほんの偶然です。5年前、当時前職のERPパッケージを扱う会社、ワークスアプリケーションズで海外展開の話やGoogleのようなユーザビリティを業務用パッケージに応用させるという夢のような新事業の展開に自分はその中でどんなチャレンジをしようかとワクワクしながら働いていました。

そんな矢先に、ワークスの前に勤務していたリクルートHRマーケティング(現リクルートジョブズ）で一緒に働いていた萩原と再開し、弊社の仕事内容の面白さに惹かれて転職を決意しました。萩原の言っていたのは「とにかく感謝される仕事なんだ」という事。それを聞いた時に初めて、その当時の仕事で人に感謝されることがほとんどないこと、自分が仕事を通して人から感謝されることを渇望していることに目が向きました。

その前のリクルートで求人広告の営業をしていた時もそうですが、がむしゃらに働いている時は、自分の中の声、というか仕事に対する疑問や不信感にフタをして、気づかないふりをしていました。

リクルート時代の「それ」

• 努力し売上目標を達成し続けても、ロジックなく目標金額が上がっていく事
• 顧客の課題を解決する手法は世の中に沢山あるのに、自分の扱っている商品しか提案できない事
• 自分の扱っている商品ではその課題が解消されないかもしれないけど、可能性にかけて商品を売らないといけない事
• 同じ商品を扱っている代理店と戦わないといけない事
• 達成感を味わった二日後に、ゼロリセットされて一から数字を作らないといけない事
• 顧客の状況も関係なく、電話や飛び込み営業をしないといけない事

ワークスアプリケーションズ時代の「それ」

• 顧客の業務を設定に落とし込み導入できても、そのソフトの知識が溜まっていくだけで自分の価値が上がっていると感じられない事
• マイナスをゼロに戻す仕事が多くて、ゼロからプラスにもっていく仕事が永遠に課題管理表から消えない事
• 顧客の強い要望を開発に伝えても、動いてくれない事
• タバコミュニケーションが重要な事。重要な話題がそこで行われているので、そのためだけにタバコ部屋に行く人も。
• 上からの無理難題を「できます」と言って下に無理させる上司だけが出世していく事

どちらの会社もすごくやりがいを持って働いていましたし、人もすごく良かったと思います。でも、このような違和感を「こういうものだ」と納得したフリを無意識にしていました。

だからこそ「将来ずっとこの会社で働いて、出世していくぞ！」という思いがある人は少数派で自分も含めて多くの人は「いつか転職をする際のステップアップ」として考えていたんだと思います。そうして年齢を重ねるうちに、なんとなく自分の将来に不安を感じるようになる。そんな人も、もしかしたら多いのではないでしょうか。

未経験から経営コンサルタントに転職して現状はどうか。びっくりするくらいに、こういった違和感や将来の不安がなくなりました。転職したての時は、給料も大きく下がりましたが、今は週休3日にしているにも関わらず転職前の1.5倍以上にはなっています。

今までの仕事と違い、経営コンサルタントとしてあらゆる商材や手法を自分が選定し、提案し、実行することができる反面、その為に常に新しい情報を収集し続け、アンテナを張り続け、勉強をし続けないといけません。正直、すごい大変です。

それでも、渇望していた感謝が頂ける仕事に就くことができ、

自社の売上ではなく、クライアント医院の業績が上がる事が自分の評価につながり、

会社内での自分に求められる役割が明確になっているので、不条理な評価をされることもなく

正体のわからない不安に押しつぶされそうになることもない。

代表は言わずもがな仲間との人間関係も良い、こんな会社に入社できて本当に幸せだと思います。

もしも今、自分の仕事を振り返り、「あ、そういえば自分も同じような違和感を感じている」という方は新しい仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。