コロナ環境下でどう働くか?
2020.07.30
こんにちは!
経営戦略研究所の萩原直樹です。
コロナ環境下でどのように働いていくか、考えていますでしょうか。
コロナがいつ自分に発生するかわからない、
会社自体としてもコロナの状況を見ながら経営をしていく、
そんな中では私達自身も働き方を変化が求められています。
集団感染を抑えるために「~しない」という選択肢も増えてきているのではないでしょうか。
世界経済成長率はマイナスになるという見通しも出てきています。
私達もクライアントの状況においてはオンラインで打合せをしたり、コンサルティングを提供するようになっています。
しかし、このような世界全体がひとつのことに目を向ける機会というのはめったにありません。
この機会にどう行動し、危機を乗り越えていくかが企業として、また一個人の働き方として重要です。
乗り越え方が企業、または自身の働き方の新スタイルになれば新たな領域へのアプローチが可能になります。
実際に弊社でもzoomを使った研修の実施や経営相談が行われています。
特に研修においては実際に会って目の前で学ぶことが重要とされていたので、
ウェブを通じてのセミナー開催は予定していなかったのですが、
コロナの環境は私達をオンラインセミナーに取り組ませる機会を与えてくれました。
実行をするための補助ツールとしてのzoomやYouTubeが改新されていることも大きな背景となりました。
私達は今働き方の選択をせざるを得ない状況になっています。
ここでどのように働くかが未来をつくっていくことになるでしょう。
何が変わっていくのか
経営においてはすぐに変化に対応する姿勢や意思決定が重要になってきます。
今回のコロナにおいては様々な機関で対応が後手後手に回っています。
なぜなら今まで経験したことのない環境だからです。
何が正しくて、何が間違っているかはわかりません。
実際にトライ・アンド・エラーで進めていくしかないのです。
私達の歯科医院のコンサルもコロナ対応においては実際に試しながら、
取り組みの効果を検証しています。
例えば、入室時の検温、カウンセリング時のパーテーション設置、フェイスシールド着用、ガウン着用、
オンライン相談の実施、車内での待機依頼など。
うまく行っているものもあれば、うまくいかないものもありました。
それらを随時検証して、修正すべきか継続すべきかを決定していきます。
1ヶ月様子を見る、という流暢な判断はできません。刻々と環境は変化し、昨日まで当たり前だった対応も翌日には異常と判断されます。
最初はアルコール除菌を持ち歩いていた人を過敏と捉えていた人も、周りが当たり前に持つようになると文句も言わずにアルコール除菌を持ち歩くようになるのです。
人の意思決定は周りの意思決定により大きく影響されていきます。
だからこそ常に現場を見ながら考えることが重要なのです。
私達がコロナを実際以上に怖がることにより、患者様に恐怖を与えることになります。
一方でコロナを実際以下に見誤ることにより、感染リスクを増大させます。
常に状況を把握しているのは現場なのです。
考えることの重要性
私は最近良く感じますが、予約やキャンセル対策、データ集計などいろいろな領域においてシステム化していく中で現場のリソースを無視して意思決定をされていることもないか検討するべきだということです。
歯科医院の経営コンサルティングにおいては現場スタッフの意見を聞くことで意思決定は変わってきます。
正直、先月まで一生懸命行なっていたものも場合によっては止めることもあるでしょう。
スタッフの話を聞くことにより先入観を持って捉えていた事柄の見え方が変わってきます。
経営層がシステム化するために力をいれているマニュアルは埃をかぶっていることもよくあります。
ただし最初に経営層が良いと思って号令をかけるものだから、スタッフももしかしたら正しいのではないか、と勘違いしてしまうこともあります。
そこで大切なのは正しく考える検証が重要になってくるのです。
うまく行かないことに固執するよりも、うまくいかないことがなぜ発生しているかを検証すべきです。
経営コンサルティングの役割
コロナであろうがなかろうが、人とのコミュニケーションは必ず発生します。
特に歯の治療などの直接人が手を介入させないと進めない治療に関しては「人と人」が存在します。
その人と人を正しくつなぐのが経営コンサルティングの仕事だと思います。
未曾有の事態にあうと思考停止になります。
何をしたらよいかわからない、何が正しいかもわからない、だから周りをみて行動したい、となるでしょう。
ただしその頃には手遅れかもしれません。
未来への行動は今の経営を詳しく分析して、どうなっているかを考えるのです。
私達のクライアントではコロナ環境下で過去最高の医業収入になっている歯科医院が続出しています。
理由は、コロナ環境下で正しい対応方法をとることができたからです。
これは私達の力だけではなく、現場で働くスタッフが改善提案をしてくれるからなのです。
その内容をまずは実践してみて、うまくいくかどうかを検証します。
頭ごなしにNOとは言いません。
現場が意見を言いやすい環境をつくるのも経営コンサルティングの仕事です。
コンサルティングと聞くと偉そうにアドバイスをするように捉えられがちですが、
あくまでも経営層と現場スタッフの意見を橋渡ししながら、効果がある実例に沿ってトレーニングメニューを考えていくのです。
どう働くか
企業の看板では仕事ができない時代がすぐそこまで来ています。
看板を外した時に何ができますか。
自分の人生を自分自身がコントロールできる状態になっていますか。
このような環境だから仕方ないと諦めていませんか。
日々考え、行動している人が次のステージへのきっかけを手に入れています。
今から行動できることを考えていきましょう。
萩原 直樹
前職の大手求人広告会社在籍中は営業としてグループMVP、チーフとして全社MVPを受賞。18ヶ月連続売上・新規数字目標達成記録を持つ。その後、採用コンサルティング会社に6年間、勤務。大手小売業を担当、組織の仕組化を提案。営業で鍛えた行動力と採用コンサルで鍛えた論理的思考力で成果を出している。