なぜ、転職しようと思ったのか?
2015.05.15
こんにちは。
経営戦略研究所株式会社の萩原直樹です。
この回では私がなぜ転職しようと思ったのかをお伝えします。
私は前職の会社はほぼ立ち上げからメンバーとして入っており転職をする気はありませんでした。
仕事も多くを任せて頂きやりがいも相当に感じていました。
私は人事コンサルタントとして大手の新卒・中途採用業務設計をしておりました。
採用業務設計というのは企業にとっては要になる業務です。
新しい人財が企業を創っていきます。
良い人が採用できればより良い雰囲気、環境、仕組みをつくることができれますが、
悪い人が入った場合には雰囲気が悪くだけではなく、不採用にすることは大変難しいです。
実際のところ、企業は簡単に雇用した人を解雇する事は出来ないのです。
正当な理由がないと解雇できません。
会社が良くなるのも、悪くなるのも看板ではありません。
”人”です。
そこに魅力を感じて人事コンサルタントになったのでした。
そんな時、母からメールが入りました。
「少し体調を崩してお母さん入院しているから。」
入院している?
私はすぐに病院に向かいました。
病院の扉をあけるとげっそりと痩せた母が点滴の管につながれ、寝ていました。
扉の音で起きた母親は「直樹、仕事大丈夫なの?」と聞かれました。
自分の体より私を心配してくれたことに私は驚いたとともになんとなく虚しくなりました。
母親すら幸せにできないでどうするんだ。
恥ずかしながら、実は前職時代はあまり家にお金を入れることもできておらず自分の大学院通院などに精一杯でした。
大学院もお金があったから通学していたわけではありません。
なんとかお金を工面して無理して通っていました。
そんな中で母は朝8時から夜中の1時頃まで働いていました。
私の父は職人のため、あまり仕事が安定せず毎月の収入が安定していないのです。
私はそれに気づきながらも大丈夫であろうと勝手に考えていたのです。
「何で自分ばかりを見ていたのだ」と強く感じました。
両親の分も頑張って稼いで必ず楽にしてあげよう思いました。
そうした場合には自分の報酬はもちろんのこと社会的価値を向上しないといけないと考えました。
今の採用コンサルティングだけでは企業の売上を短期的には大きく変えることもできないし、
自分の評価も大きく変わることはありません。
そこで私は勇気を持って転職し、経営を動かすコンサルティングにチャレンジしたいと思いました。
経営コンサルティングであれば企業の経営、業績に大きく関わる仕事ができる、
価値を実現すれば自分に見返りがあり、その結果両親を楽にできると考えたのです。
色々な業種の企業をみている中で出会ったののが弊社の代表の岩渕龍正です。
初めて会った時は衝撃でした。
うちの会社は売上目標がない。
クライアントのために働いてほしい。
自分の働き方は色々選べる。
全てが今まで考えていたこととは逆のことでした。
医療経営コンサルタントは正直どのようなものかわからなかったのですが、
この人の元であれば社会的価値と自分の親を幸せをすることができそうと考えて転職を決めました。
人生何があるかわかりません。
私も母親が倒れていなかったら変わらず人事コンサルタントとして働いていたでしょう。
何が起こるかわかりません。
今の準備が未来を決めます。
今すぐに自分の信じた行動を起こしていきましょう。
萩原 直樹
前職の大手求人広告会社在籍中は営業としてグループMVP、チーフとして全社MVPを受賞。18ヶ月連続売上・新規数字目標達成記録を持つ。その後、採用コンサルティング会社に6年間、勤務。大手小売業を担当、組織の仕組化を提案。営業で鍛えた行動力と採用コンサルで鍛えた論理的思考力で成果を出している。