経営コンサルタントとしてのキャリア形成
2018.11.02
先日、安部首相が労働力人口減少のため70歳までの雇用の検討を進めるという
ニュースを見て、自分も準備をしておかなくてはと思いました。
人生100年時代に突入し、高齢になってからの健康面などのリスクは高まっていると思います。
年金制度や医療保険制度なども確実なものはないと考えています。
先々何が起きるかは確実なものは1つもありません。
出来ることは自分の人生に万が一が起きた時に備えて、
いつでも求められる人材であり続けるために
幅のあるキャリアを形成することではないでしょうか。
もし自分が70歳まで働くとすると、どのような働き方になるのでしょうか?
自分は今35歳なので、あと35年後ということになります。
今から35年前といえば、1983年。
1983年といえばディズニーランドが出来て、ファミコンが発売された年だったと聞いています。
パソコンの普及率はまだ10%程度だったようですが、
この35年間でパソコンの普及率は80%となり、スマホが誕生し、
今では、3歳の娘がYouTubeで自分の好きな番組を見ることが出来ます。
そして世の中はIOT、AIの時代を迎えようとしています。
今後ますます、肉体労働、知的労働共に人間が行っている仕事のほとんどは
機械化されていく時代に突入していくのだと思います。
現状では労働力不足ということで、
一時的に引く手あまたとなっている業界もあると思いますが、
解消するための準備は既に出来ているのではないかと思います。
そして刻一刻と進んでいる技術革新は
気づかない間に一気に人間のやることを奪うということが起きると思います。
2020年になくなる仕事という話が一時期注目されていましたが、
そうなってから準備をしても手遅れになる危機感を持っています。
それではどのような力を身につけておけば、
求められる人材としてのキャリアを築けるのか。
それは「人ならではの組織課題を解決できる力」ではないでしょうか。
「正しくても〇〇さんの話は聞きたくない」
「アルゴリズムが組み込まれたロボットには、さすがに悩みは共有できない」
「〇〇さんが嫌いだからやりたくない」
どれだけ情報を集めて、正しい答えを導きだしたところで、
人にとって感情はとても大切だと思います。
そのため、人の感情に配慮しながら動かす力や
調整する力がなければ物事は先には進みません。
経営コンサルタントの価値も分析して答えを導きだすだけであれば、
AIがやってくれるという話になってくると思います。
資格などの理論を勉強したところで、
その知識はAIが解決してくれるようになると思います。
結局は、どれだけ現場で “人”とぶつかりながら、
様々な組織課題に向き合い、正しい方向に組織を成長させることが出来るかどうか
そういう実務の経験があるかどうかだと思います。
この経験が出来る仕事を積み重ねていくことこそが、
最終的に自分のキャリアを築いていくことにつながるのではないでしょうか。
一緒に100年時代のキャリアを築いていきましょう!