医療経営士とはどのような資格なのか?難易度は?
2020.07.30
こんにちは!
経営戦略研究所の前田雄太郎です。
私は「医療経営士1級」の資格を取得し、経営コンサルタントに転職しました。
このブログにたどり着いた方は、
・医療経営士の資格を持っているけど、どう活かしたらいいかわからない。
・医療系のコンサルタントを目指している。
もしくは、
・医療経営士の資格取得を目指している。
という方もいらっしゃるかもしれません。
経営系の資格では、MBAや中小企業診断士などが有名ですが、「医療経営士」はあまりメジャーな資格ではありません。
「医療経営士ってなに?」
「医療経営ってなにを勉強するの?」
などと、聞かれることも少なくありません。
しかし侮ることなかれ、医療経営士の資格取得を通して、医療業界における様々な知識を得ることができます。
医療経営士には3級、2級、1級がありますが、3級の出題科目を見てみますと…
1. 医療経営史
2. 日本の医療政策と地域医療システム
3. 日本の医療関連法規
4. 病院の仕組み/各種団体、学会の成り立ち
5. 診療科目の歴史と医療技術の進歩
6. 日本の医療関連サービス
7. 患者と医療サービス
8. 医療倫理と臨床倫理
9. 医療に関する最近の動向/時事
このように、非常に広範囲にわたります。
そして2級、1級では、より広く深い知識が必要とされます。
また、医療経営士1級では、第一次試験と第二次試験にわかれています。
第二次試験においては、プレゼンテーション形式の口頭試問があり、インプットだけでなく、実践を想定したアウトプットも求められます。
ただ知識を詰め込めばいい訳ではなく、その知識を活かし戦略を組み立てる応用力が試されます。
さて、この医療経営士は「歯科コンサル」においても役に立つのでしょうか?
答えは…もちろん役に立つ!です。
医療経営士で得た知識と思考法は、同じ医療業界の「歯科コンサル」において、より広い視野での提案が可能となります。
また、今後の医療情勢を見据えた、長期的視点からのアプローチも可能になります。
まさに、「侮ることなかれ」なのです。
(経営コンサルの仕事内容はこちら☞
https://www.consuldent.jp/recruitment/work-style.php)
さて、本日お話しした医療経営士はどれくらいの人数がいるのでしょうか?
【合格者数】2020/07現在
・医療経営士3級:19,201人
・医療経営士2級:1,903人
・医療経営士1級:88人
2級から出題範囲も一気に広くなり、合格者が少ないですね。
だからこそ、やりがいがあるのではないでしょうか?
(試験スケジュールをチェック☞http://www.jmmpa.jp/)
このブログではシリーズで、「医療経営士」と「医療経営コンサルタント」について話していきたいと思います。
次回は、「医療経営士の試験にはどのような問題が出るのか?」についてです。
では、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!