経営戦略研究所が
設立された経緯
実は、父親がコンサルティング会社として創業した会社なんです。しかし、私が船井総合研究所にいるとき、コンサル会社なのに「会社が潰れそう」という訳の分からない事態になりまして、救済すべく、私が後を継ぎました。
実は、父親がコンサルティング会社として創業した会社なんです。しかし、私が船井総合研究所にいるとき、コンサル会社なのに「会社が潰れそう」という訳の分からない事態になりまして、救済すべく、私が後を継ぎました。
前職の船井総合研究所の時に、私が独力で医療業界のコンサルを立ち上げました。当時、船井総研では誰も医療のコンサルをしていませんでした。だから、何をどうやったら医療業界が良くなるか、全く分からないところからのスタートでした。よく、「どうして、医療のコンサルを始められたんですか?」と聞かれます。多くの人はなんか、カッコイイ戦略的なことを期待してるんだと思いますが、違います。
当時、私が所属していたチームの予算が行かず、何とかしないといけないということで上司が無料セミナーをいくつかの業界に行うことになりました。その1つに医療業界が入っていたのです。しかも歯科だけでも、20人ぐらいの申し込みが入ったのです。もちろん、この無料セミナーの担当は私ではありませんでした。私は申し込みの処理などをしていました。無料セミナーだったので、上司が全然、準備していないのを見て、私は当時から生意気でしたので、こんなことを言ったのです。
私 「無料だからって、そんなんでいいんですか?」
上司「お前、なに、生意気言ってんだ!だったら、お前がやってみろ!」
私 「分かりました。じゃあ、やりますよ!」
こんな経緯で始まったのです。そこで、調べていくうちに医療業界の可能性に気づいたのです。「これはコンサルニーズがスゴイあるかもしれない!大した、コンサルタントもいないし、ここで日本一になってやる!」そう覚悟を決めたのでした。まさか、この時は自分が医療業界専門のコンサルタントとして独立するとは夢にも思ってませんでした。今では、医療業界のコンサルティングでは圧倒的一番の座を不動のものにしましたが、いろんな人にこう聞かれます。
「医療以外のコンサルはやらないんですか?」
やってません。やろうと思えば、実は、かなりできます。なぜなら、医療業界のコンサルだけでも、コンサルタントが足りずに、30医院以上がキャンセル待ちをしてくれてます。この医療業界でまだまだ、やり切れてないことがあるのです。だからこそ、先ずは、「医療業界最強」の座を不動のものにする。そして、長く専門化してコンサルを続けることで、更にその価値が増し、会社としての信頼が築かれていくと私は考えています。
普通、コンサルティング会社というのは「経営コンサルタント」といいながらも、一部をやるものです。例えば、
しかし、私たちは全てをやっています。そして、それを1人のコンサルタントがクライアントに提供しているのです。しかも、口先だけじゃありません。実際に、コンサルタントが多くのことを形にし、成果を出します。世間では「ハンズオン型コンサルティング」というようですが、私たちが実践して成果を出すことがうちの会社の強みだと思います。
私たちは、クライアントに訪問したら、スタッフほぼ全員と毎回、1人30分近くの面談をします。そこで、スタッフの話を聞いて、医院の状況を把握し、スタッフが抱える悩み・不満を解消し、スタッフに取り組みの意図を理解してもらい、協力してもらうのです。それだけでなく、医院のホームページのコンテンツを作り、制作もし、PPCを設定し、SEOも行う。スタッフ採用のための取り組みも行い、教育のために必要な準備をスタッフと共に整えていく。こんなことまでやってくれるコンサルティング会社を私は知りません。医療業界だけでなく、コンサルティング業界でも特殊な存在だと思います。だからこそ、コンサルタントは物凄く、力がつきます。経営に関する一部ではなく、全部についての知識と実践力がつくからです。そこには机上の空論が入る余地がないのです。
私たちはもちろん、クライアントである医院の業績を向上させることは大事にしています。しかし、業績さえ上がれば何でも良いと思ってるわけではありません。業績が上がるのはあたりまえ。それだけでなく、クライアントに勤める女性スタッフがそこで働くことを通して、多くの気づきを得て、人生を大きく向上させていく。そんな医院を作って行きたいと考えているのです。だからこそ、弊社の理念は「無限の人に無限の気づきと無限の豊かさを与えること」なのです。院長だけが経済的に豊かになれば良いのではなく、院長とスタッフの人間関係、院長のご家族との人間関係。そして、スタッフが人生を向上させていける。人生を振り返ったときに、「あそこで勤めた数年間が自分を大きく成長させてくれた」と思ってもらえる。もちろん、そこに通う患者様が口腔内を改善し、それを長く保っていき、幸せな人生を送れるようにサポートする。コンサルティングを通して、それだけ多くの価値を提供していきたいと考えています。
私たちが一緒に働きたいのは以下の3つを兼ね備えた人です。
1. 人柄
クライアントの院長は医師であり、経営者です。医師としてのプライドもありますし、経営者としての経験もあります。それだけの人に「この人の話だったら、聞いてみよう」「この人の言うことだったら、信じてやってみよう」と思わせるだけの人柄がないといけません。いくらどんなに正しいことを言っていても、その人を動かすことができる人柄が必要です。また、院長だけでなく、20代前半の女性スタッフにも話しを聞いてもらわないといけません。特に、女性スタッフは嫌いな人の言うことは絶対に聞いてくれません。若い女性スタッフからも好感をもたれるような人柄である必要があります。
2. タフさ
はっきりいって、私たちの目指すコンサルティングは大変です。入社後に、私たちが最低限のラインとしている基準をクリアするだけでも簡単ではありません。先ほど、申上げたように経営に関する一部ではなく、全部について理解し、瞬時にクライアントに提案し、実践できなければいけないのです。生半可な理解ではできません。それらのことを深く理解するだけのタフさ。そして、日々、全国のクライアントに訪問し、朝から晩までスタッフの話を聞き、時には不平不満を聞き、院長の悩みに答え、実践する。それを連日繰り返すのです。月曜日は横浜、火曜日は大阪、水曜日は静岡、なんてこともザラです。精神的にも、肉体的にもタフさが求められます。
3. 能力
能力には様々な能力が含まれます。最低限、必要なのは
・PCスキル・・・高いPCスキルがないと、後から取り戻すのは難しいです
・コミュニケーションスキル・・・相手が言ってることを正確に理解し、正確に返答することは必須スキルです
・仮説構築能力・・・この医院の問題はこういうところにあるんじゃないか?と自分が毎日、いるわけではない医院の問題点を仮説を立てながら検証する力が求められます
・論理的思考能力・・・自分の仮説を論理的に検証し、それを論理的に説明する力が求められます
・頭の回転スピード・・・院長から聞かれたことにいつも、「また今度、お答えします」では誰も信頼してくれません。聞かれたことに瞬時に、正確に答えられるだけの回転スピードが必要になります。
私たちは会社の売上とか規模とかを目標にはしていません。コンサルタントの予算やノルマもありません。1つ目標にしているのは「2025年までにコンサルタント30人体制にする」ということです。
なぜなら、キャンセル待ちをしている医院が30件以上もあるからです。そして、「医療業界最強の会社」を作って行きたいと考えています。まだ、新規開業コンサル、訪問診療コンサル、接遇コンサル、人材紹介など、やりたくてもできてない分野があるのです。そして、コンサルタントであっても、「一生、この会社で働きたい」と思ってもらえるぐらいの会社にしていきたいと考えています。
私たちは上場するつもりは一切、ありません。中小企業は上場してないからこそ、売上ではなく、顧客や従業員との信頼を重視することができるのです。これからも、目先の利益ではなく、顧客との信頼、そして従業員の成長とやりがいを積み重ねていく会社にしていきたいと考えています。
経営戦略研究所株式会社
代表取締役社長