夫婦経営成功の秘訣が知りたいです

スタッフ教育

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相談内容

夫婦経営成功の秘訣が知りたいです。
妻が歯科衛生士で一緒に新規開業したばかりです。
おかげさまで新患は月100名を超える数、来てくれているのですが、妻が元々開業に反対だったこともあり、あまりやる気がありません。

最近は妻の影響もあってか、衛生士の方々の勤務に対するモチベーション低下も現れ始めたので、それに対する対応策も知りたいです。

そもそも、妻が開業に対して、前向きでないことと、反抗的であったこと、応援してくれてないことに原因があると思っています。

妻が退職をすれば、医院からマイナススタッフがいなくなるため良いと思いますが、妻が退職すれば人員が1名減るためスタッフが人員不足を訴える可能性がある。また、チェアー稼働率に影響が出てしまい、売上低下の可能性がある。

岩渕の回答

長期的な方向性が違ってることが大きな問題だと思います。
先生は将来、経済的にも豊かな生活、そして自分が理想とする医院の実現、理想とする治療を提供することを目指し、開業されました。そして、それは開業してしまった今、変えることは非常に難しいのが現実であり、事実です。

将来的なことに対するズレは二人の根本的なズレとなり、将来、大きな問題へと発展する可能性が高いと思います。
もちろん、目先の問題としては、奥様に医院から離れてもらったほうが良いと思います。

そんな身近なマイナススタッフは早くいなくなってもらったほうが良いですね。
先生のやる気や開業当初の一番、頑張るべきタイミングで足を引っ張られ、ここで頑張らなければ医院が飛躍することは難しくなります。

しかし、じゃあ、専業主婦になったから問題は解決するかといえば、そうではないと思います。
「早く帰ってきてほしい」
「もっと家庭の時間をとってほしい」
「もっと子育てにかかわってほしい」
などなど、様々な要求が今後もひっきりなしにやってくると思います。

経営者は普通の人とは違うのです。
その違いを根本的に理解して貰う必要があります。
そして、その経営者としての道を二人で歩き始めたのです。

そこを理解できないとか、応援できないというのは既に、日本人であることが受入れられないというのと同じぐらい根本的なことなので、それはもはや別々の人生を歩むことを早い段階で決断されたほうが良いかと思います。

お子さんが生まれてから、埋められない決定的な違いがあることに気づいても遅いのではないかと思います。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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