分院で頑張ってることを本院にも伝えて、良い影響を与えられたらと思ってるんですが、どうしたらいいでしょうか?

分院で頑張ってることを本院にも伝えて、良い影響を与えられたらと思ってるんですが、どうしたらいいでしょうか? 成功哲学・成功法則

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相談内容

私は現在、分院で勤務医をしています。
今年開業して、まだ1日患者数15人ぐらいです。でも、スタッフもすっごい頑張ってくれていて、色んな取り組みをしています。

でも、最近は本院のスタッフに元気がありません。
何とか、分院で頑張ってることを本院にも伝えて、良い影響を与えられたらと思ってるんですが、どうしたらいいでしょうか?

岩渕の回答

まだ分院としては開業したばかりで、収益性でも良いとはいえない状況だと思います。そんな状況で本院に影響を与えようとしても難しいと思います。

お話を聞く限り、距離的にも本院とかなり離れているようなので、分院から本院に影響を与えようとするのは相当、難しいです。本院から分院にプラスの影響を与えるのだって相当、難しいのです。

逆はもっと難しいです。
そう考えると、相当、労力がかかる割にはあまり成果が出ないことが想定されます。そこに労力を注ぐがあまり、肝心の分院の経営に悪影響が出てしまっては、本末転倒となってしまいます。それだけは絶対にあってはなりません。そうなっては分院のメンバーにとっても、本院のメンバーにとっても何も良いことがありません。

ですので、今は本院にプラスの影響を与えたいという気持ちは素晴らしいですが、それよりも、先ずは分院の数値をよくして、本院と同じぐらいまでの1日の患者数を診れるぐらいまでを目指しましょう。本院にプラスの影響をもたらす一番の方法としては、やはり圧倒的に分院が成果を出し続け、本院以上の成果を出していくことだと思います。そこまでのレベルまで行けば、本院としても、「分院のみんなは、一体どうやってそこまでの成果をだしているのだろう?」「分院のメンバーから何かアドバイスをもらえないだろうか」「分院の経営方法をぜひ学びたい」そういった声が自然と聞こえてくると思います。

そちらに集中して、せめて、本院と同じぐらいの数字が出せるようになったら、その時に、本院にどうやったら影響を与えられるかを考えても遅くはないのでそんな感じで考えてみてはいかがでしょうか。

経営に限りませんが、人がアドバイスを聞いて実際に行動に移すレベルとなると、「何を言うか」ではなく、「誰が言うか」という部分が重要になってくるのです。どんなに正しい野球のバッティング知識を、そのへんのサラリーマンが伝えるより、大リーグのイチローが言う一言の方が、何倍もの人間の心に響く言葉になるということですね。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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