幹部候補のスタッフをどう育成したらいいか?

幹部候補のスタッフをどう育成したらいいか? スタッフ教育

この相談事例は約 3 分で読めます

相談内容

幹部候補のスタッフをどう育成していったらいいか?

現在、頑張ってくれているチーフは完璧と言っていいと思います。
父性と母性の両方を兼ね備え、スタッフに厳しいことも言えるし、そのフォローを優しくすることもできます。

院長とスタッフとの間に立ち、お互いの言いたいことを上手く伝える橋渡し役もしてくれています。

しかし、その完璧なチーフも先日、結婚したので、いつ辞めてしまうか分かりません。そこで、次期チーフを育成したいと思ってるんですが、そこで悩んでいます。

チーフ候補が2人いるのですが、今のチーフと違い、2人ともかけてる部分があるのです。

Aさんはとても頑張ってくれるのですが、繊細で浮き沈みがあり、院長にちょっと注意されただけで、落ち込んでしまい、1週間ぐらい戻るのに時間がかかってしまいます。

Bさんもとても頑張ってくれるのですが、色々考えて、医院のために提案もしてくれますが、父性が強すぎて、できてない人に厳しく言ってしまいます。

このようなスタッフをどう育てていけばいいでしょうか?
あり方をゆっくり教えていけば育つでしょうか?

岩渕の回答

先ず、チーフ候補といえる人が2人もいるのは素晴らしいですね。
欠けてるところに目を向けるのは止めましょう。頑張ってるところに目を向けることが大切ですとか、正論は言いません。

結論から言います。
そのような根本的な性格はどう育成しても変わりません!

変えられる人や手法はあるのかもしれませんが、私はこれまで1,000人以上の女性スタッフを18年に渡って見てきましたが、そのような根本的な性格が変わったというケースを見たことがありません。

むしろ、変えようとするとスタッフのAさん、Bさんは自分を否定されたと感じ、モチベーションが下がったり、関係性が悪化したり、最悪、辞めてしまうかもしれません。

それよりは、2人で1人のチーフの役割をやってもらえるようにするのが一番の解決策ではないかと思います。

また、二人とも、チーフという名前を付けるにはちょっと物足りないので、チーフという名前を付けないほうが良いかもしれません。しかし、チーフ的な役割はしてもらう必要がありますので、管理職手当はしっかりと支給したほうが良いかと思います。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

現在、申込受付中のセミナー