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皆さん、こんにちは!
歯科医院地域一番実践会 地域一番化マスター 岩渕龍正です。
先生はスタッフへの関わり方、指示の出し方を時間の経過とともに変化させられてますか?
99%の先生はスタッフへの関わり方が全然、変わりません。
つまり、スタッフのやる気を削がない、スタッフのやる気を引き出すような関わり方をするように努力をしている先生は1%もいないということです。
だから、院長先生が歯科医師としてのキャリアがたとえ20年あったとしても、治療技術は上がってるかもしれませんが、スタッフのやる気を引き出す関わり方の技術は20年間ほとんど全くといって良いほど上がっていないのです。
そして、これからの時代、そんなスタッフへの関わり方では医院を伸ばしていくことはますます、難しくなっていくのです。ということを理解している院長先生は1%もいないのです。
院長先生は変わっていなくても、スタッフがどんどん変わってきています。 今や、スタッフが就職前に医院に見学に来た時に2番目にチェックしてるポイントはそう、院長先生、あなたなのです。
院長先生が怖くないか
院長先生と仲良くやっていけそうか
院長先生が変な人じゃないか
ということを見ているのです。
そして、これはある先生から聞いた衝撃的なお話です。
その先生が開業される前、つまり、今から5年ぐらい前のお話です。
その先生がアシストについてくれていた歯科助手の子に指示を出していたそうです。そりゃ、指示しますよね。診療中のアシストですから。
いつも通り、
「バキュームして」
「次の患者さん通して」
「早く片付けて」
というようなことを言っていたそうです。
そうしたら、先生がある指示をした後に、そのアシストについていた若い歯科助手の子が先生にこう言ったそうです。
スタッフ「先生、それって命令ですか?」
先生「いや、命令っていうかお願いっていうか、やってもらわないといけないことを指示してるだけなんだけど・・・」
スタッフ「命令じゃないんだったら、どうしてそんな上から言うんですか?私、これまで親にも彼氏にも、そんな風に言われたことないんで」
先生「あっ、そうなんだ。ごめん。気を付けるね」
ということがあったそうです。
確かに、変わった子だったらしく、しばらくしたら辞めてしまったそうです。
確かに、この歯科助手の子も変わっていたんだと思います。
しかし、私たちが当たり前だと思って指示してることを今の若い女性スタッフは
「それって、命令ですか?」
「なんで、そんな上から言ってくるんですか?」
「なんで、そんな偉そうに言われなきゃいけないのか?」
と受け止めるということです。
これまでのように、
「仕事だから」
「医療だから」
「仕事ができないから」
という理由で一般社会では到底、受け入れられないような態度、表情、言い方でスタッフと接していると、スタッフがすぐに辞めてしまう、スタッフが採用できないといった悪循環を自らが作り出すことになってしまいかねないということにそろそろ気づいて自分自身の言動を自分が変えて行くように努力していかないと、これからは本当に大変な時代になるのは間違いありません。
しかし、そういうスタッフの変化に本当に気づいている人はほとんどいないのです。
だからこそ、自分自身が日頃、スタッフにどんな風に接しているのかを意識してる人もいないですし、ましてや、自分で確認するために録画して見返すなんてことをしてる人もほぼゼロです。
でも、どうでしょう?
ゴルフのスイングを良くしようと思ったら、見てもらってアドバイスしてもらったり、自分で録画して見返したりしませんか?
ということは自分がリーダーとしてスタッフへの関わり方が重要な仕事だという認識が足りないということなのです。いつまでも同じへんてこなスイングを一生懸命続けていても、ゴルフのスコアが良くならないのと同じように、いつまでもへんてこなスタッフへの関わり方をいくら一生懸命続けていても医院のスコアはよくならないのです。
そして、経営の二大看板であるマーケティングとマネジメント。このマネジメントの中心をなすのが日頃のスタッフへの接し方なのです。先ずは、院長先生がここをしっかりと見直すだけでも医院のマネジメントが大幅に改善されることは間違いないのです。
しかも、マーケティングと違い、お金もかからないし、効果が出ることは証明済みです。リスクゼロです。
是非、やってみることをオススメします。