このブログは約 3 分で読めます
4月もほぼ終わり。今年の春に新卒で入ったスタッフも少しずつ院内の雰囲気に慣れてきた頃ですね。ここで、今年の結果をまとめておこうと思います。
成功事例
北海道や九州あたりから、かなり離れた本州の中心部に就職した事例です。かなり「縁」「タイミング」が作用したと思います。しかし、何も準備しなかったわけではありません。
遠方から見学に来る場合、2つ特徴があります。
1)面接が見学と同日に行われる。
2)同日に他院にも見学・面接に行っている。
見学時の第一印象が重要です。午前に1つ、午後に1つを見学・面接しているので、2つを天秤にかけるわけです。遠方ですから、それほどたくさん見学に行けるわけではないので、少しでももう1つの歯科医院と印象がよければ勝ち。就職決定の可能性が高まります。
見学の対応は同じ職種(つまり歯科衛生士)が行います。チーフスタッフである必要はありません。また2年目である必要もありません。スキルや経験年数よりも、優しい雰囲気を持っていて患者さんウケがよいスタッフを見学対応係に任命すべきです。
見学の時間、見学対応係のアポは切っておきます。30分~1時間で十分です。見学対応係に心の余裕を持たせて、笑顔で対応してもらうためです。一通り院内を案内して、質疑応答をしましょう。患者さんを診ていて空いている時間に対応というのは避けたほうがいいです。
また他のスタッフの対応も意外と重要です。見学者とすれ違う場合、必ず挨拶したほうがいいです。意外とこれができている医院は少ない。忙しいのはわかりますが、「無視された」「先輩スタッフが冷たい」という印象を与えます。
今年の新卒採用したDHと話をしましたが、ほぼ全員「見学時の対応がよかった」「他にも見学に行ったけど、そこでは見学の時に放置だった」と何回も聞きました。それだけ見学時の印象は大切です。
<失敗事例>
残念ながら、失敗もありました。クルマ通勤が当たり前の地域で、なぜか電車で数十分かけて通勤したいという方でした。なんとなく変だなと違和感があったものの、大きな問題はないため昨年秋には採用決定。しかし、1日目で退職となりました。
新卒衛生士の応募はそう何件もなく、次の応募があるとは限らないですし、大きな問題がなければ採用してしまう気持ちはわかります。しかし、最初の違和感に従っていればと、少し後悔しています。公式の理由によると「みんな(先輩)のレベルが高すぎる」というものでした。物覚えがよかったらしく、1日目にいろいろと教えて過ぎてしまったようですが、どうもそれが原因じゃない気がする・・・。採用が決まってからあとに数件応募があったものの、1名のみ募集だったのに断っていたのに、この結果。とっても悲しい・・・。