この相談事例は約 3 分で読めます
> 70歳の父と66歳の母が、未だに経営に首を突っ込んで来るので、
>やる気をそがれます。
> 私が独身時代に医院を立ち上げた時から一緒にやってきたから、
> 自分のことのように思って、心配でいろいろと言ってくれるのだと
> 思うのですが、
> 半年前に結婚し、私たち夫婦でやっていくと伝えましたが、なか
> なか業務を引き継いでくれず、困っています。
「独身時代に医院を立ち上げた」ということは、医院を継承したわけではないんですよね?
ただ、継承したわけではなくても、一緒に医院をやってきたという自負がご両親にも、あるのかもしれません。また、ご両親が会社経営などをしていた経験や大きめの企業での経営幹部としての経験顔ありだったりすると、息子さんのことが心もとなく見えるのかもしれません。
どちらにしても、まず、大事なことはここまで、医院を一緒にやってきてくれたこと、そして、自分をここまで育ててくれたことに対して、ご両親にしっかりと時間を取って感謝を伝えることです。
親に対して、しっかりと感謝を伝えられる息子というのは私も含め、なかなか、いません。それができるだけでも、親としてはかなり安心すると思います。
そして、これから、ご両親にどんなことを役割としてお願いするのかを予め、検討してしっかりお伝えした方がいいかと思います。
ご両親が息子さんの考えや立場を本当に尊重できるのであれば事務長的な立場で残ってもらうのもいいかと思います。
その場合には、意見は言ってもらいたい。しかし、最終的に決めるのは自分であり、それには必ず、従ってもらうこと。それができないのであれば、医院に残ってもらうことはできない。
とお伝えした方がいいかと思います。
院長先生の考えを尊重できず、どうしても口出ししてしまうようであれば、医院からは退いてもらった方がいいかと思います。
その場合には、掃除や子育ての面などで雇用を維持するのはいいのではないかと思います。ただ、それが受け入れられないのであれば、医院から完全に離れてもらったほうがいいと思います。
どういう形にしても、お金の面は任せないほうがいいと思います。
それと、住まいは完全に別々にされたほうが良いかと思います。
家でも一緒、医院でも一緒にいたら、奥様が完全にまいってしまいますので。
両親との関係だけでなく、奥様との関係を良好に保つためにも、今回のことは非常に重要な問題だと思います。
しっかりと準備をし、解決できるといいですね。