【目標をどう設定するべきか?】KPIの重要性

【目標をどう設定するべきか?】KPIの重要性 成功哲学・成功法則

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こんばんは。
経営戦略研究所、コンサルタントの山下淳平です。

本日はKPIの重要性というテーマでお話をしたいと思います。

まず、KPIという言葉から説明が必要かと思います。
何の略語かと言うと「Key Performance Indicator」、
つまり『事業成功に導くための重要な鍵』という意味です。

実はこの言葉、前職のリクルート時代に一番耳にしていた言葉でした。
「この事業のKPIはどこに設定する?」
「KPIの達成率はどれくらい?」
そんな会話があちこちで飛び交っていました。

そして、KPIを更に深く知るために、
抑えておかなければならないのが「KGI(Key Goal Indicator))です。

文字通り、『最終的な目標数値』『期末に達成しておきたい重要な数値目標』です。

この2つはそれぞれ独立したものではなく、
KPIを達成すればKGIが達成できるという関係性が成り立ちます。

では、なぜKPIが重要なのか。

それは多くの歯科医院でKGIは設定できているが、
KGIを達成するためのKPIを設定できていない医院が多いからです。

簡単に言えば、ルートのない登山をしているようなもの。
もっと簡単に言えば、
「今年の目標は年間医業収入1億円だ!スタッフのみんな頑張ってくれ!」と言っているようなものです。

登山であれば、どのルートを通れば、山頂にたどり着くことができるのか。
年間医業収入1億円を達成するためには何に取り組む必要があるのか。

このプロセス・ルートを考え、数値として可視化したものがKPIです。

そして、KPIを設定する上でとても大切なことは、
KPIの設定目標がスタッフ全員に明瞭であり、求められる行動が明確であることです。

例えば目標の年間医業収入を達成するためにKPIを自費率40%と置いた。

この場合、自費率40%という数値目標は理解できるが、
そのために何をしなければならないかがとても抽象的です。
これはKPIの設定ミスです。

この場合であれば、自費率40%をKGIとして置き、
自費率40%を達成するための指標KPIを考えていく方が良いかと思います。

昨年の補綴コンサルの成約率・成約単価をもとに、
目標から逆算して、月に30回補綴コンサルを実施すれば、
目標金額に到達するというシュミレーションが成り立てば、
KPIは「月30回の補綴コンサル」となります。

こちらの方が単純で、スタッフに対する期待行動も明確です。

リコール率60%、自費率40%、キャンセル率8%、新患50名という目標があれば、
常にその目標を達成するための重要な鍵は何かを考え、
その鍵がスタッフにとって分かりやすいものかを考えながら
戦略に落とし込んでいくことが重要です。

ただ頑張る経営から、成功への鍵を明確にする経営へ。

シフトチェンジが求められています。

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