歯科医院のキャッシュレス化

歯科医院経営ブログ

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こんにちは!

歯科医院地域一番実践会の萩原直樹です。

今日はキャッシュレス化に関してお話をしていきたいと思います。

金融革命により電子マネーがだいぶ流通するようになってきました。

皆さんの周りでも電子マネー決済をよく見るのではないのでしょうか。

SUICA、iD、WAON、楽天Edyなどなど種類は様々です。

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さらにはpaypayやLINE pay などのスマホ決済アプリも登場し、紙幣で支払う機会が徐々に減ってきております。世界的にみるとスウェーデンでは街頭で歌っているミュージシャンにすら電子マネーで施しができるようです。インドや欧州中央銀行においては高額紙幣の廃止が進んでおり、日本においてもこのトレンドは進んでいくと考えられます。

事実、内閣はキャッシュレス化に向けた方策を発表しており、2025年に開催される大阪万博までにはキャッシュレス決済比率を約4割まで伸ばすと言っています。

日本の支払い状況ではまだ現金が8割を占めています。現金信仰の文化が現状のお金によるやりとりを維持しておりますが、金融とITが融合したフィンテックが浸透し、キャッシュレス化は進んでいくことでしょう。

 

そんな中、歯科医院でもsuica決済を導入する歯科医院が少しずつ出てきております。

キャッシュレス対応の場合の良い点・悪い点を考えていきたいと思います。

 

良い点としては会計が非常にスムーズになります。

間違って現金をもらうことも、お返しすることもなくなります。レセコンから発行されるバーコードで読み取った金額をそのまま電子決済などで請求をすることができれば入力間違いをする可能性もありません。受付の業務において現金が合っているか、締めの作業で確認する工数が圧倒的に減り、業務の効率化につながるでしょう。締めの作業でお釣りが合わず再度数え直すという場面はよくありますが、そのようなことがほとんどなくなります。

 

また、支払いをする患者様も電子マネーに慣れている方であれば素早く支払いをすることが可能です。クレジットカード決済と比べても、サインや暗証番号を入力することなく支払いできる点は時間がかからずに大きなメリットになります。

 

小銭をもらう、確認する、お釣りを返す、この作業がなくなるだけでも5~10秒程度の短縮となります(場合によっては小銭を探す、おつりを数えることによってさらに時間がかかることもあります)。チェア5台の医院でも患者様がお帰りになるタイミングでは1分以上の支払いのタイムラグが発生していきます。

塵も積もれば山となる、のごとく「スピード会計」という点はチェア台数が多い歯科医院においては効率性を高めるひとつの手法にはなります。

 

患者様においても自分がいつ、いくら使用したかを形態のアプリ上で確認することができます。紙幣の場合は常に何に使っているか管理しているわけではないので、気づいたら自分が思っている以上に現金を使っていたということもあります。しかし電子マネーにおいては記録が残るため、自分の過去の支払い状況と現状保有している電子マネー状況を把握できます。

 

しかし、歯科医院側としてはマイナスになる点もあります。

それは手数料です。今まで現金であれば発生しなかった手数料が発生します。

手数料は3%程度です。この3%をどう考えるかです。

 

とある先生からお伺いしましたが、

「現金収入は保険負担3割の金額。その3割における3%の手数料だから実質1%程度の手数料」になる。

考え方によっては受業務の効率化に1%程度投資をすると思えば、選択肢としてはありだと思います。

 

時代に合わせて支払い方法やライフスタイルは変わっていきます。この支払方法を導入したから患者様が増えるわけではないですが、先行者利益を獲る人は常にチャレンジをしている人です。電子マネーが完全に普及してから動くのか、電子マネーが普及する前に動くのか、その行動ひとつひとつによってビジネスチャンスは変わってくるのかもしれません。

 

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