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皆さん、こんにちは!
歯科医院地域一番実践会 地域一番化マスター 岩渕龍正です。
私が好きなテレビ番組に「プロ野球戦力外通告」という番組があります。
毎年、年末に放送されるのですが、その年に戦力外通告を受けた選手がどのような選択をし、どのような道をたどるのかカメラが密着し、そのドラマにいつも心動かされています。
毎年、この番組を見るたびに思うのが
「いかにプロスポーツの世界が厳しいか」
ということです。
プロスポーツの世界ではケガはつきものです。
しかし、プロ野球の世界で投げ過ぎでピッチャーが肩を壊してしまったらどうなるでしょうか。
数年後には戦力外通告です。
その後の一切の保証はありません。
日本の正社員が世界でもダントツに過保護にされてる現状から見ると異常なぐらい厳しい現実がそこにあります。
2018年の放送ではプロ入りからわずか2年、年齢は23歳で戦力外通告を受けてしまい、結婚を約束した女性がいましたが結婚を延期。
戦力外通告後、富山の独立リーグに入団。
そこで結果を出し、再度、プロ野球のトライアウトに挑戦したのです。
結婚を約束した女性は彼と一緒に富山に引っ越しました。
しかし、大阪から富山へと引っ越した彼女が就いた仕事は清掃員。
理由はすぐに職を探さないといけなくて、時給が一番高かったから。
そこにはやりがいとか自分のスキルアップとか関係ありません。
富山であれば、そこまで仕事も選べない状況だったのかもしれません。
しかし、もし、この時、彼女が歯科衛生士だったら?
すぐに就職先が決まり、給与も20万円はもらえたはずです。
給与だけでなく、自分の仕事のやりがいもスキルアップだって実現不可能ではなかったはずです。
なかなかプロ野球選手の妻になるスタッフはいないとおもいますが、プロ野球選手ではないにしても、何かしら不安定な仕事や夫や彼氏がリストラにあってしまうことだってあるのです。
そのような厳しい状況に置かれた時に、手に職がある、資格がある、全国どこででもすぐに就職ができる歯科衛生士という仕事はかなり恵まれた仕事だと言えるのではないでしょうか。
そして、そういう厳しい状況でも、すぐに採用してもらえる、そして評価してもらえるような衛生士としての技術、人柄、経験、全体へのプラスの影響力を持っていれば、自分の人生のパートナーとなる人をも支えることができるのです。
これからの時代、夫が働き、妻が家を支える。
そういう家庭のモデルはほぼ崩壊しました。
人生には色々な浮き沈みがあり、女性が男性を経済的にも支えるような時期が訪れる可能性が十分にあるということも考えておく必要があるのではないでしょうか。
そうなってから焦ったり、怒ったりしても手遅れです。
そうなる前にそれだけの力を今から女性スタッフに見に付けておいてもらうようにしましょう。