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皆さん、こんにちは。
経営戦略研究所 コンサルタントの山下です。
本日は定着率をテーマにお話をしたいと思います。
「定着率をあげる」これはどの歯科医院でも大きなテーマであり、
コンサルタントである私達も重要な指標の1つとして捉えています。
ではなぜか。
それはとてもシンプルです。収益性が高まるからです。
実際にあらゆる業界の企業、組織を対象にデータをとった結果、
定着率が5%あがると、収益性が25%から85%高まるというデータがあります。
「人の力」「定着率」というものがいかに重要であるかを物語っていますね。
「だったら、定着率をあげよう!」
となりますが、そんな簡単に定着率はあがりません。
院長先生自身が1番身に染みて感じておられるのではないかと思います。
簡単にあがるのであれば、世の中のほとんどの企業、組織は成功しています。
では、定着率を上げるための重要なファクターはなにか。
それは「信頼の文化」が築けているかどうかと言われています。
では「信頼の文化」とは一体どのような文化か。
それは、院長先生対スタッフ、スタッフ対スタッフが、
互いが尊重し、認めあえる風土、習慣、文化のことです。
言葉で発するのは簡単ですが、
実際にこのような文化を築くのは容易ではありませんし、
決してこの文化は自然に醸成されるものではありません。
つまり、
成功している企業や組織は「信頼の文化」を生むための仕掛けを意図的に作っているのです。
どのような仕掛けか。
それは
「スタッフを労う場」
「スタッフを称賛する場」
「スタッフに報酬を与える場」を意図的に作っています。
実践会でも良く話にあがる「大入り」や「報奨金」もその仕掛けの1つです。
しかし、お金だけではなく、院長先生からの労いの言葉、感謝の言葉を投げかける場をつくることはもっと重要です。
マネジメント=難しい、苦手
そんなイメージを持たれている院長先生が多いかもしれませんが、
全て仕組み化していくことをオススメします。マネジメントをマーケティングする。
そんなイメージでしょうか。
経営戦略研究所にも年に1回、表彰式があります。
この場で表彰された人間は報酬だけではなく、メンバー全員から労い・賞賛の言葉を掛けられます。
「毎年1回ある表彰式で表彰されること」「代表である岩渕から称えられること」
これは働く上でのモチベーションの1つになっています。
このような仕掛けを意図的に作れていますか?
成功の重要な要素である「信頼の文化」は自然に醸成されることはありません。
まだまだやれることは沢山あるのではないでしょうか。
「スタッフを労う場」
「スタッフを称賛する場」
「スタッフに報酬を与える場」
この場をどのように設けるか、年間で計画して、3年実践してみてください。
以下のようなことが起きるかもしれません。
「定着率が5%あがった。収益性が25%から85%高まった」