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実践会ブログを御覧の皆さん、こんにち(ばん)は。
コンサルタントの染谷です。
とうとう3月に入りましたね。ということは1年の6分の1は終わってしまったということです。
歯科医院で勤務されている皆さん、この2か月はいかがでしたか?
年末、年初にたては目標に順調に向かっている方もいらっしゃれば、そうでない方もいらっしゃると思います。
是非とも順調な方はさらに加速を、そしてちょっとなぁという方も、背中を後押ししてくれるうってつけのセミナーがあります。
そう、それが歯科医院地域一番実践経営塾ベーシックコースです。お申し込みがまだの方は是非ともこちらから。
話はこの経営塾ベーシックコース(アドバンスも)につながる内容になります。ご参加くださったことがある方はご存知の通り、宿題に「実践事例」というものがあります。
これは、医院における成果の出た実践を事例として報告していただくというものになります。
過去にご参加くださり、今年参加いただく医院様の中には、今年のベーシックに向けて、すでに実践を重ねて、準備をしている医院様もいらっしゃいます。
本当に素晴らしいと思います。
ただ、普段行っている実践のみでなく、新たな取り組みを行いたい!という場合、なかなか思い浮かばないのも現実です。
そこで、今日はアイデア出しについて話をさせていただこうと思います。
【アイデアを出すために】
歯科医院の経営コンサルタントとして、もちろん多くの歯科関係者とお話をさせていただく機会をいただいてきました。頭の中にある以上のアイデアは生まれないということです。
私は、シュンペーターという経済学者がとても好きなのですが、彼はイノベーションを「新結合」と呼んでいます。つまり、●●と▲▲の組み合わせのことです。
歯科医院においては、もちろん日々の業務をしてくれていればもちろん医院の運営は回ります。ただ、それだけだと頭打ちだ、もしくは頭打ちになってしまうという危機感などから経営塾に参加くださっている方も多いはず。
そこで、アイデアをいかに出すか。それが重要になってくるのです。
日本で働く多くのコンサルタントが必ずと言っていいほど一度は目にしたことはある書籍があります。私自身、1社目にこの本を読んでいます。
それが、「考具」という書籍です。
この本に書かれていることをとにかく実践して「量」を出す訓練からスタートすることをお勧めします。
アイデアはとにかく「量」です。先にも伝えましたが、どんな些細なアイデアでも、他のアイデアと新結合させることで、とんでもないアイデアになる可能性があります。
かの孫正義氏への提案には、まず100個提案を用意してから、というのもとても有名な話です。
ぜひ、まずは『考具』を読んでみて、この中にある21個のアイデア出しの方法を実践してみてください。
医院の状態が良ければ、14個目の「ブレインストーミング(ブレスト)」を院内でできるといいですね!
そこで、最後にブレストについて、簡単にアドバイス。
- 問題の明確化
ブレストに参加してもらうメンバーにはちゃんと「何が問題で、何を解決したいか」を理解してもらいましょう。 - 質より量
先ほども申し上げましたが、とにかく「量」。「アイデアに悪いアイデアなし」を合言葉にしましょう。質なんか後からどうにでもなります。 - 合意は求めない
ブレストを進めていくと、「おっ!これは!」というような良さげなアイデアが出てきます。そうするとめっちゃ盛り上がります。ただ、一度見て見ぬふりをしましょう。これはアイデアを捨てるというのではなく、さらにアイデアを出し続けるのです。早くに合意をとってしまうと、もう少し時間があれば出てきたかもしれない、突拍子もないアイデアを逃してしまいます。 - 遊び心を受け入れる
子供心を思い出し、ぶっ飛んだアイデアを受け入れてみましょう!
あ、ちなみに、この「考具」のブレストの章で紹介されているIDEOという会社。インダストリーデザイン会社と紹介されておりますが、製品のデザインコンサルにとどまらず、あらゆるコンサルティングを行っている会社で私が最も尊敬している会社の一つです。
時間に余裕がある方は、ぜひ、こちらも。