強いチーム構築の事例

成功哲学・成功法則

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こんにちは!

歯科医院地域一番実践会の萩原直樹です。

今回はチーム構築の事例をお伝えしたいと思います。

 

多くの歯科医院では院長先生のみ、チーフのみが多く働き、医院を考え行動しているのが現状です。

全員が医院のことを考えて動いているケースは本当に稀です。

しかし私達のクライアントの中には非常に強固な結束力をもっているチームが実際に存在しています。院長先生を尊敬、サポートをし、それぞれのスタッフが困っているときはお互いにフォローをし、医院での研修旅行や勉強会は喜んで参加をする。

 

このようなチームは急に発生するわけではありません。

一定の時間をかけて形を整え、その後真新しいチームから役割分担がとれた熟成したチームになっていくのです。私のクライアントの例を紹介いたします。

 

一番最初に歯科医院を訪問した際には院長、副院長以外はすべてパートでした。

経営には全く興味がなく自分の仕事だけ時間の範囲内で行っているという印象でした。もちろんパートの中にも優れたスタッフもいらっしゃいましたが、他のスタッフと積極的に関わろうとはしませんでした。全体は動いてはいるのですが、全員が見る方向はバラバラ、医院全体の取り組みに興味はなく、意見としてあがってくるのはいかに自分の仕事が大変であるかなどの愚痴不平不満文句。チームとしては全く機能していませんでした。

決められた時間で帰ってしまう、引き継ぎをしてしまうこともあり、最初から最後まで特定の業務に関わっているスタッフはいなかったのです。責任感も自分の仕事の範囲でしかありませんでした。

そこから3年の期間を経て、正社員を集めていきました。

 

受付、歯科助手、歯科衛生士。

 

面接ではひとりひとりの考えを1時間程度聞きつつ、こちらの要望や評価のことなども丁寧に伝えていきました。

この時に見ているのはその人の「人柄」と一定の「理解力・行動力」です。

 

「人柄」

 

面接で良いことを伝えることはできます。正直見分けるのが難しいこともあります。

その中で見抜くためには人柄がわかるような会話をしていくことです。

人柄はその瞬間にできているものではなく、過去の事象からできていくものです。

過去は変えられませんし、過去に関して嘘をついていた場合にもより具体的に話を聞いていくと多くの場合が事実かそうでないかがわかります。質問は未来に対してだけでなく、過去の事象を多く聞いていくと良いです。

 

・部活やバイトに関して

・友達との関係性

・時間の過ごし方

・読書

・尊敬する人

・得意、不得意なこととその理由

など

 

記載していくと限りないですが、その時に取り繕える内容を聞いても何の意味もありません。

 「理解力」・「行動力」

そして人柄と共に一定の「理解力」や「行動力」が必要です。

人柄は良いけど仕事がうまく進められない人もいます。

自分で決められない、行動が継続しない。

このような人を見極めるためには適性検査やお題を出したものに対するプレゼンを導入していくとよいです。

 

私のクライアントはこのようなことを繰り返し実施し、チームを創り上げました。

最初は新チームであったので役割分担がうまくとれておらず、誰が何を担当するのかわからず、連携ミスをすることがありました。

特に人数が増えてきた際には「誰かがやってくれていると思っていた」というミスが増えてきます。このようなミスをなくすためにも基礎基本としての声かけや事前確認の徹底を行いました。その後役割分担、各役割における成果報告、チームとして取り組むべき目標とその内容に対する課題に対するMTGの実施。

 

採用においても院長先生や私で決めるのではなく、スタッフに決めてもらいます。

 

採用をすることにより人件費は増える。

その結果として支払いできる賞与分に関しては一人多く加算した人数で割り当てることになるとも伝えています。

 

この医院では全員で新しいメンバーの加入を真剣に考えます。

 

・人を増やさなくてもできるのではないか。

・今のチームメンバーの方がいろいろなことがスムーズに進むのではないか。

・その人がいつから独り立ちできるのか。

・一人で稼働した先に何があるのか。

・教育の時間はとれるのか。

・どのレベルまで教育をしていくのか。

 

ミーティングの時間を使いながら真剣に考え、採用を決定します。

受け入れるとなった場合にはスタッフ全員が新人を本気でサポートし、いつまでに稼働させるかを議論してくれます。

 

今はとても良いチームになっており、医院旅行では感動で何度も泣けそうなシーンがありました。

 

ただし、このような強いチームを作るためには医院側としてもしっかりと体制を整えることが重要です。下記ができていない医院はまず強いチームはできません。

 

・就業規則に関しての説明がない

・有給や賞与が明確でない

・評価制度が曖昧

・スタッフの意見を取り入れない

・スタッフが頑張って医業収入があがってもスタッフに還元されることがない

・新人教育を担当者だけが行っている

・スタッフの知らないことがたくさんある

・ミーティングの時間を設けない

など

 

結局は院長とスタッフが強い信頼関係がないことには良いチームはできません。

その前提として情報共有がない、スタッフの想いを考慮していないまたはできていない経営は一定期間で退職を繰り返し、その退職の理由が何なのかさえわからないまま、経営を続けていくことでしょう。

 

強いチームを作るには手順と期間があります。

今年はコンサルタントデビューが続きますので無料経営相談を複数回ご用意しています。

強いチームを創りたいという方は無料経営相談にて詳細をお伝えいたします。

下記までお気軽にご相談くださいね。

 

担当 佐藤

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