海の近くで開業してはいけない

歯科医院経営ブログ

このブログは約 3 分で読めます

皆さん、こんにちは!
歯科医院地域一番実践会 地域一番化マスター 岩渕龍正です。

先日、開業して数年経った院長先生が経営相談にいらっしゃいました。
開業して数年経っているにもかかわらず、1日患者数10人前後なのです。

私からすると「マジヤバイ」状況です。
にもかかわらず、院長先生にはあまり危機感がありません。
なぜ?

危機感がない本当の理由は分かりませんでしたが、私からは「このままだとヤバイですよ」とお伝えしました。どこまで伝わってるかは分かりませんが。

しかも、前回の私のブログでもお伝えしたように、こちらも海からわずか15メートルぐらいの距離で開業してるのです。
なぜ、そんなに海の近くで開業したいのか、私には意味不明です。

これから開業を考えられてる先生はマジで海の近くに開業するのは止めてください。
海に人は住んでませんから!
住んでるのは魚だけ!いくら海が好きでも、魚は新患としては来ませんので。

海の近くで開業すると、ほぼ診療圏は半分になります。
私がもう15年以上前からお付き合いしている院長先生も一番最初は漁港の近くで開業されて、そこがあまりに上手くいかないので移転された経緯がありました。

開業してから2年間ぐらいは一生のうちでも、最も医院を伸ばすことができる最も重要な時期と言っても過言ではありません。そのような時期を海を見て過ごすのはあまりにもったいないと言わざるを得ません。

最近の開業は私が歯科医院専門でコンサルを始めた20年前よりも格段にお金がかかるようになっています。20年前はCTもデジタルレントゲンも電子カルテも、ホームページもなく開業するのが普通でした。今はそれら全てにお金がかかるのです。

以前は新規開業にかかる費用が3千万円でも行けました。
それが今では5千万円前後に上がってきているのです。

一生のうちでも、絶対に負けられない戦いなのです。
しかも、これに土地・建物・自宅まで追加されるのであれば、必然的に1億クラスになってきます。

当然、以前より競争も厳しくなっています。
新規開業をされる先生はその借金を返済し、学費や様々な費用を捻出していかなければならないのです。にもかかわらず、危機感が欠如していたとしたら、成功するはずがありません。

これから新規開業をされる先生は、物件を探す時に、先ず、海の近く、川の近く、湖の近くは止めるようにしてください。

現在、申込受付中のセミナー

タイトルとURLをコピーしました