歯科医院の新規開業~立地選定~

成功哲学・成功法則

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こんにちは!
歯科医院地域一番実践会の萩原直樹です。

前回は歯科医院の新規開業の基礎編をお伝えしましたが、今回は立地選定などに関してお伝えしていきます。

立地選定に関しては下記のステップがあります。

1.立地特性の把握

2.立地の種類

3.競合確認

1.立地特性の把握

開業する場所はどのような土地なのかを把握しておくと良いです。

とりあえずコンビニの跡地だから行けるだろう!

というような安易な考えでは開業してから自分の得意とする治療と患者様が求める治療がずれる場合があります。

とある院長先生からこんなご相談を受けました。

開業をしてみたものの、高齢の患者様がほとんど来ずに自分が今まで培ってきた義歯治療の技術が活かせない。どのように集患したほうがいいか?

もちろんインターネットなどで集患することは可能ですが、最初から土地柄を把握しておけばそのような問題は発生しなかったのです。

土地柄を把握する方法としては実際に現地に行っているのが雰囲気を感じるという点では良いですが、平日や土日によってもだいぶ状態は変化します。

そのような時はその周辺の施設を確認していけるとよいです。

〈グーグル・マップなどをみながら〉

幼稚園・保育園はどれぐらいあるのか、

〈物件情報をみながら〉

昔からの家が多い住宅地なのか、新しいマンションが立ち並ぶ新興住宅地なのか、また価格はどれぐらいなのか

当たり前のことですが、開業地をどこにするかによって大きく歯科医院経営は変わります。

2.立地の種類

立地は大きく分けると次の3つになります。

①会社などが立ち並ぶオフィス立地

②一戸建てやマンションが多く存在する住宅立地

③買い物客がよってくる商業立地

オフィス立地の場合には周辺にあるオフィスの勤務時間や体制によって医院の混雑する時間が変わって来ます。

住宅地においてはその地域周辺に住んでいる方々の収入などによっても自費率は変わってきます。
※もちろん都内の方が自費率が高いわけではなく、あくまでも傾向値として自費率があがりやすいかどうかです。私達のクライアントでは郊外でも自費率50%を超える歯科医院が存在します。

商業立地の場合は診療日特に曜日を普通の歯科医院と分けて、日・祝日に診療を行いながら買い物ついでの患者様を取り組むことも有効になります。ただしこのような施策を選択した場合には、日曜日・祝日が休みでないと友人と会いにくいという理由から就業を希望する女性スタッフは少ないということも留意しておいてください。

立地を選定した時には上記のような立地特性から人が流れる時間帯を把握する必要があるのです。医院としての認知度を獲得できていない場合には開業地域の特性の影響を大きく受けてしまいます。

立地を見る際に重要なポイントは自分の歯科医院に合った患者様がどれだけいるかという点です。

3.競合調査

ある程度立地が決まったら、どのような競合がいるかを確認してみてください。半径1.5キロ圏内に存在する歯科医院は調べておいた方がいいでしょう。

どのような診療科目でチェアが何台ぐらいあり、代診や歯科衛生士は何人採用しているかを見ていけるとよいです。

医院が多ければ多いほど患者様は簡単な理由で他の医院に流れてしまいます。

受付の応対が良くない…

説明が少ない…

金額が高額に感じる…

など、簡単な理由で患者様は他の医院に通ってしまいます。

診療科目においてもその競合に勝てるぐらいの周知が可能なのか、

また差別化できるような伝え方ができるかなどを検討することです。

診療においては大きく異なるものはないという前提であればどのように伝えるかがポイントになってきます。

患者様が自分の歯科医院の治療を十分に認知、理解、行動するフローが確立することができれば、ファン患者様は増えてくるでしょう。

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