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みなさん、こんにちは!経営戦略研究所の茶川です。
本日は、古典的なSEO対策のご紹介ではなく、ここ数年でGoogleから発表された、比較的新しいSEO対策の方法についてご紹介をしていきます。いずれも、割とすぐに実践できる物ばかりです。一つでも該当した医院様は、早めの対応をご検討頂ければと思います。
①HPのレスポンシブル化
「レスポンシブル化」とは、HPをスマートフォン用のデザインに最適化する事を指します。スマホでHPを閲覧される割合は、全体の7割前後にまで増えており、今の時代に必須の対策と言えます。
Googleも、モバイルファーストインデックスという考え方を発表しており、スマホ対応の重要性を公式にアナウンスしています。
この対応は、検索順位に影響を与えるだけでなく、ユーザービリティの観点からも非常に重要です。
レスポンシブル化をしていないと、横長のPC画面用に設計されたサイトを、縦長のディスプレイのスマホ画面で見ることになります。文字も画像も小さくなり、とても見づらいです。どれだけ素晴らしい事が書いてあっても、他のページに逃げられてしまう可能性があるのです。
なお、スマホ専用サイトを作っていらっしゃる医院様の場合、無理にレスポンシブル化をする必要はありませんが、2点ほど注意点がございます。まず、PCとスマホでコンテンツの量に差異が出ないように注意をお願いします。情報量に差があると、少ない方のスコアが低く評価される可能性があります。また、canonicalタグかalternateタグで、重複サイトで無いことをGoogleに伝える必要があります。これらの点は、現在契約をしているHP管理者に相談をしてみてください。
②SSL化
SSL化は、セキュリティ対策として実施を推奨される施策ですが、Googleは以前より、SEOにおいても重要であることを発表しています。
しかしながら、まだSSL化を実施されていない医院様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。以前に岡本がブログに書いたように、SSL化をしないデメリットの方が大きくなってきています。未対応の場合は、年内中には何かしらの対応をご検討頂ければと思います。
③HPの表示速度
HPの表示速度もSEOにおいて重要な要素であり、これもGoogleは公式にアナウンスを行っています。
また、2019年11月初旬ごろ、Googleが提供するサーチコンソールというツールにおいて、各ページの表示速度を判定する新機能が追加されました。
今までのGoogleの傾向から、この新機能はGoogleからのメッセージと解釈する事ができます。つまり、直近で速度が重要視されるアップデートが、再び実施する可能性があるという事です。
この対応のためにも、今からでも遅くはないので、上記したサーチコンソールのチェック機能を使ってみてください。そして、ページ速度が遅いようであれば、以下のような改善施策を試してみましょう。
- 容量の大きな写真や画像を圧縮する
- 動画を埋め込んでいる場合、圧縮を行うかYoutubeからのリンクに切り替える
- 不要なアニメーション(javascript)の廃止
- 速度に定評のあるサーバー会社に切り替える
こうした対応には知識や技術も必要になります。どこまで対応が可能か、現在契約をしているHP管理者にも相談をしてみると良いでしょう。
今回ご紹介した対策は、既に多くの医院様で実施済の内容でもあります。逆に言うと、これらができていない場合、ライバル医院に遅れを取ることにもなりかねません。①は数週間ほど、②と③は数日ほどで対応が完了する作業です。今年の終わりに、HPのテコ入れを検討されてみてはいかがでしょうか。