このブログは約 3 分で読めます
皆さん、こんにちは!
歯科医院地域一番実践会の井ノ上です。
今年も残りわずかとなりました。
来年に向けての目標設定はすでにやられていますでしょうか?
目標は、来年になってからではなく、今年中に設定することが大切になります。
また、立てることが目的になって、目標の内容がおろそかになっていないでしょうか。
今回は、目標設定の立て方をご紹介します。
まず、例えば、年商1億、新患数80人、自費200万などの医院の数値目標は大切です。ただ、これで終わってしまっている歯科医院さんをよく見かけます。数値目標だけ大きく張り出して、スタッフにはまったく伝わっていない、そして何も達成されないのが迎える結末です。
いきなり自費200万と言われても、達成するために何をするかイメージが湧きますでしょうか?
おそらく湧かないでしょう…
これでは、どのように設定するのか?
それは、目標を細分化するのです。
自費200万といっても、達成するための内訳は様々です。インプラント10本なのか、補綴20本なのか、医院の目指す方向によって変わってくるでしょう。
そして、インプラント10本であれば、コンサルを何回すれば月に10本達成することができるのか。コンサルの成約率が50%であれば、少なくとも20回は実施する必要があります。すると、日数に換算して少なくても1日1件は行う計算になります。
これで、自費収入の目標に対して、回数と率の2つの軸で設定することが見えてきます。
・インプラントコンサル:20回/月、1回/日
・コンサル成約率:50%
ここまで細分化し、具体的な設定を行うことで、ようやく目標達成のための行動を移せるのではないでしょうか。
コンサルを行うために、欠損などの見込みの患者の洗い出し、コンサルの時間確保など。また、成約率を50%に高めるために、コンサル資料の拡充、コンサル力を高めるためのトークマニュアルの作成、ロールプレイの実施など、具体的な行動目標がおのずと決まってきます。
行動目標が決まれば、あとは実践していくだけです。ここまで、具体的な行動を示すことができれば、スタッフも何をすればいいか理解できることでしょう。
行動に移せるイメージまで落とし込むことが、目標を達成する上では重要になります。
ぜひ、みなさんの立てた医院目標が達成されるように、今一度、見直してみてはいかがでしょうか。