このブログは約 4 分で読めます
定期検診の案内や治療の説明や自費の相談を患者さんとするとき、ワードで作った資料やパワーポイントのスライドを使うと思います。作り始めのときは内容に注力しますが、見せ方にもこだわっているでしょうか?
かっこいいデザインとかオシャレな写真を載せようという話ではありません。
今回は患者さんへの配布物などの資料に使えるかもしれない実験的なことをシェアします。昨年(2019年)、少し話題になったお話です。コストはかかりませんから、ぜひやってみてください。
昨年、あるフォント(字体)が新聞やニュースで少し話題になりました。UDフォントです。UDとは「ユニバーサルデザイン」のことです。要は老若男女、誰にもわかりやすい見やすい字体を学校の現場で使ってみたら良い結果が出た、とのことです。
より詳しい内容はこちら。
https://www.morisawa.co.jp/topic/upg201802/
TCで使うスライドのフォントを変更するとこんな感じ。
よくあるフォント)
UDフォント)
少し文章量が多めのスライドや資料で使うと読みやすいと感じませんか(なんとくなくでも…)?
実はこのフォント、無料で使えます(ちゃんとアップデートしているWindowsだったら)。例えばワードを開いて、フォントの種類を下のほうへスクロールしていってください。
教科書のような子供向けのフォントはちょっと…という方も安心してください。ちゃんと大人向けのUDフォントが存在します(3つは無料で使えます。もっと使いたいという場合は月額300円)。
カッチリ感が出てますね。
多くの歯科医院の場合、子供も大人も来院します。いろいろな実践をされてきて「次は何をしよう?」という場合はフォントのような細かいことにもこだわってみるのはいかがでしょうか。
資料や読みやすい、わかりやすいものにする労力はすぐに成果にはつながらないと思いますが、長期的にはプラスです。
意識高い患者さんだったら「UDフォント使っているから、ここはちゃんと患者さん思いの歯科医院だな」と思ってくれるかもしれません。
ちなみに「創英角ポップ体」は大人向け資料にはやめましょう。ダサいです…。