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皆様、こんにちは!
歯科医院地域一番実践会コンサルタントの山本峻士です。
本日は、
目的を間違えたら逆効果!面談・会議・研修の使い分けでマネジメント力アップ!
というテーマでお伝えさせていただきます。
私達がクライアント先にサポートさせて頂くのは大きくわけて2つあります。
何度も私達からもお伝えしておりますが、それは、
・マーケティング
・マネジメント
です。その中でも、ある程度医院規模が大きくなってきた場合、
やはりマネジメントに対する問題に関して相談を受ける割合がとても多くなっていきます。
たしかにマネジメントは簡単ではなく、正解はありません。
ただし、ある程度の仕組み化をすることで一定のスタッフの成長を促して行く事が出来るのです。
では、基本的な話になりますが、
マネジメントにおける仕組みとはどのようなものでしょうか?
それは大きく分けて3つの取組みになってくるのです。
その3つは「面談・会議・研修」です。
この3つはマネジメントを安定化させるために必須になってくるものであり、
これを行っていなければマネジメントが向上することはまず考えられません。
ですからまずこの3つを実践することが何よりも重要になってきます。
◆やるだけでは逆効果になることも!?3つの目的を明確にしよう!
ただ単にやるだけでは効果が見えない場合もありますし、場合によってはやったけど逆効果という事にも繋がりかねません。
ではこの3つはどういった目的で行ったらよいでしょうか?
この目的を間違わなければ効果は倍増です。
◆3つの目的とは
面談・会議・研修の3つ取組みに関して、それぞれの目的とはどういったものかお伝え致します。
面談:共感度アップ
会議:意思決定
研修:自己変革
細かい目的はありますが、実はこの3つの目的はほぼ往々にしてこれにあてはまります。
では、皆さんが行っているこの3つはちゃんと目的にあっていますでしょうか?
①面談は共感度アップ
面談の目的を一言で言うならば「共感度アップ」です。
普段あまりコミュニケーションを取っていない中で、
面談だからと自己変革を促すとどうなってしまうでしょうか?
言いたくなる気持ちも理解できますが、それは面談でしてはいけません。
もしもそうなった場合、
「なんでそんな事言われなくちゃいけないのか」
「説教くさい」
などと思われてしまいます。
面談はあくまで「共感度を上げること」が目的です。
院長として今後どんな医院にしていきたいのか、どんなことをスタッフに期待しているのか、
自分はこう考えているけど、どう思うか?
むしろスタッフとして最近どういう悩みがあるのか?
お互いが感じている事、考えているベクトルなどを合わせるのが面談という場です。
スタッフのダメところを指摘する場ではありません。
あくまで院長とスタッフの考えを共通させていくための場であると考えていくと良いと思います。
②研修は自己変革の場である
では、「スタッフに成長してほしい!」「今の視点とは異なる考えを持ってほしい!」と思った場合、どう伝えていくとよいかというと、「研修」です。
わかりやすく言うとセミナーなどの活用です。
1対1だと説教くさくなってしまいがちな内容であっても、
セミナーや研修ならすんなり聞けるという感覚、皆様にもないでしょうか?
今までと異なる考え方、行動を促したい場合は、外部のセミナーに参加をしてもらったり、
院内でも講師を呼んで研修をするなどが効果的です。
③会議は意思決定の場
会議の場合は、やはり意思決定を行う場です。
各部門、プロジェクトチームなどが相談をしながら、
今後どのような取り組みを行っていくのか、
今回のコロナウイルス問題に対して医院としてどのような取り組みをするべきなのか?
などを決定するのが会議の目的なのです。
分かっていても、面談と同じように会議でも自己変革を促そうとしてしまいがちです。
例えば、出来ない人間をつるし上げにし、公開処刑のような場にしてしまう(歯科医院ではあまりないかもしれませんが)
意見を言わないスタッフにダメ出しをする、というのは会議で行わない方が良いです。
あくまで医院としてどのような取り組みをするのか、という事を決めていく事を目的としていきましょう。
以上のように、まずはこの3つを目的に合わせて構成していく事が重要です。
特に会議の進め方などは年密に準備をしなければ、
「これってやる意味あるんですか?」
などと思われてしまいます。
まずはやるだけでも十分だと思いますが、
この3つの力が身につけばそれだけ医院のマネジメント力は強くなっていきます。
是非、この目的に合わせた構成を考える事をオススメ致します。