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こんにちは!経営戦略研究所株式会社の山ノ内です。コロナ禍で歯科医院の採用に関する動きが活発ですね。先日、弊社の他のコンサルタントのブログにもあったように有効求人倍率が大きく下がり、現在(2020年5月)では、1.20倍まで下がっている状況です。
参考資料:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 都道府県別有効求人倍率
(参考)
【歯科助手の採用がしやすくなる!?新型コロナウイルスの影響も】
歯科助手の採用は、求職者に他業界と比較された末、歯科医院に落ち着くので、景気の状態が大きく影響します。
ご存じのとおり、現在は歯科業界に比べて、他業界がコロナの影響を受けているため、「採用がしやすい」状況です。求職者の母数が増えれば、必然的に「優れた人材を獲得できる」という大きなチャンスでもあります。
「歯科助手か・・・」
と、テンションがなかなか上がらない先生もいらっしゃるかもしれませんが、歯科助手・受付はとても大切な役割を担っていると思います。
たまに、歯科助手や受付をないがしろにしている歯科医院がありますが、とんでもなく勿体ないですね。歯科助手や受付に優れた人材がいる医院ほど安定しています。なぜなら、全体を調整できる役割だからです。
歯科医師や歯科衛生士は患者と向き合う職人です。全体を把握するには限界があります。医院の規模にもよりますが、優れた歯科助手が1~2人いるだけでも医院の生産効率や雰囲気が変わりますね。しかも、TC(トリートメント・コーディネーター)で活躍してくれれば、目に見える価値も創出してくれます。
そういう理由で私は歯科助手や受付の採用には拘ります。
様々な採用手法を駆使しますが、何より重要視しているのが、ホームページにおける求人ページです。求人サイトやハローワークがきっかけだったとしても、必ずホームページには行き当たります。そのページを如何に充実させるかがポイントだと実感しています。
例えば、「業務内容」
・・・まだまだ歯科助手という仕事を知らない人が多いのでどんな業務を行うか、明確に書きます。求職者の不安を取り除く作業をします。
例えば、「仕事の魅力」
・・・難しい仕事を頑張ってやろうという気概を持った人でないと、優れた歯科助手には成長してくれないですね。難しくもあり、そこが魅力でもあることを訴求します。
例えば、「医院が与えること」
・・・福利厚生だけでなく、価値に見合った対価(給与設定)を院長と一緒に設定します。人事評価制度を作ったところでは歯科衛生士と同等の給与設定になるところもあります。
例えば、「医院が求めること」
・・・普通の歯科助手や受付に終わらず、TCやレセプト管理が出来るくらいのスキルは求めます。今すぐに出来なくても、必ずそこまで到達するよう求めます。そうなると、今まで生きてきた行動の結果(履歴書や職務経歴書)が重要な判断基準となります。
「今は歯科助手の採用・・・」
という方もいるかもしれません。そういう方でも現状の人員が「目標とする」医業収入・来院人数に見合っていないのであれば、十分検討しても良い千載一遇のチャンスだと思います。この期に優れた人材を採用し、しっかりと育成し、2021年には最高の飛躍が出来るよう、準備していきましょう!